2020.05.14 通販会社
ベルーナの20年3月期、純利益43%減…用紙代高騰やさが美の費用が影響
(株)ベルーナが13日発表した2020年3月期(19年4~20年3月)連結決算は、売上高が前年同期比1.3%増の1799億4800万円、営業利益は同14.1%減の103億1100万円、純利益は同43.3%減の58億6200万円を計上した。
総合通販はセグメント利益55%減
売上高は微増となったが、一方で、カタログ用紙代の値上げによる影響や、前期に取得したさが美グループホールディングス(株)について、費用が先行する第1四半期の損益が反映されている影響などで営業利益は減少した。
セグメント別では、「総合通販事業」は、売上高が733億7800万円(前年同期比5.4%減)、セグメント利益は17億1300万円(同55.1%減)となった。用紙代の値上げによる媒体費率の悪化の影響などによる。
専門通販は好調、利益は約20%増
「専門通販事業」は、売上高が497億7400万円(同4.0%増)、セグメント利益は39億600万円(同19.8%増)となった。化粧品事業、ワイン事業を中心に、新規獲得と既存客のリピートが好調だったことなどにより、成長性と収益性を牽引した。
「店舗販売事業」は、売上高が304億200万円(同8.0%増)で、セグメント利益は3億1000万円(同 68.9%減)を計上。さが美グループホールディングスの連結やBANKANわものや、アパレル店舗数増の影響などで増収となったものの、さが美グループホールディングスの催事販売見直しの影響などで減益となった。
通販代行などの事業は売上高33%増
「ソリューション事業」は、通販代行サービス事業および封入・同送サービス事業がともに好調に推移し、売上高は83億3000万円(同33.1%増)となり、セグメント利益は26億5200万円(同16.7%増)となった。
「ファイナンス事業」は、国内消費者金融事業の貸付金残高を伸ばしたことにより、売上高は43億9600万円(同14.8%増)、セグメント利益18億7400万円(同6.5%増)となった。また、
「プロパティ事業」は、前期に開業したホテルが売上に寄与し、売上高は86億9000万円(同7.7%増)、セグメント利益は6億5800百万円(同168.7%増)となった。
卒業式中止による衣装レンタル苦戦
「その他の事業」は、衣裳レンタル事業を展開する(株)マイムが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って多くの卒業式が中止となり、キャンセルが増加した影響などにより、売上高は59億4000万円(同14.0%減)、セグメント損失は3億9000万円(前年同期は2億3700万円のセグメント利益)となった。
同社は今後の見通しについて、引き続き、主力4事業(総合通販、専門通販、店舗販売、プロパティ)の強化を図り、収益性と成長性の推進をめざすとした。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、先行きは不透明感が増し、厳しい環境が続くと考えられるとしたうえ、次期の業績予測を、売上高1750億円、営業利益70億円、純利益52億円と見込んだ。
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