2019.12.26 調査・統計
ドライバー増の一役に?在留外国人の7割が配送業での労働を希望
在留外国人向け情報メディアを運営する(株)YOLO JAPANは25日、日本の「配送サービス」に関するアンケート結果を公表した。調査の対象は94か国の915人。うち7割が配送サービス企業で働いてみたいと回答していた。
配送業で「働いてみたい」「給料が良ければ働いてみたい」が72%
「外国人専門求人サイト」でもあるYOLO JAPANは、物流業界の人手不足の解決策として注目されている在留外国人の雇用に着目。外国人サービス拡充の一助にと、「配送サービス」に限定した調査を試みた。実施期間は9月30日から1か月間。
回答者のうち、10%ほど(89人)が経験者だった。全体の72%(65人)が「働いてみたい」「給料が良ければ働いてみたい」と答え、希望する月給は、最多が20〜29万円の42%(27人)。続いて、30〜39万円(21%、14人)、18〜19万円(11%、69人)。
人気1位が「自転車便」、2位「ドライバー」・3位「バイク便」
働いてみたい配送業の種類で、最も人気だったのはUberのような自転車便が39%(259人)。ドライバー28%(182人)、バイク便26%(174人)と続いた。日本で運転できる運転免許証についは、全体の29%(26人)が「持っている」と答え、34%(311人)が「取得予定」。合わせて6割以上がドライバーとして就労するポテンシャルがあることが分かった。
一方で、仕事をする上で不安な点については、「言語」が47%(43人)、「土地勘」が36%(331人)、「コミュニケーション」が35%(323人)。日本語でのコミュニケーションや慣れない土地でスムーズに配送ができるかが不安という声が多かった。
日本の配送サービスへの印象はよく、全体の98%(893人)が高評価。「早くて、時間通りに届く」「親切で丁寧、安全」「再配達ができる」が高いポイントだった。よく利用するサービスのTPO3は日本郵便(85%、777人)、クロネコヤマト(74%、674人)、佐川急便(54%、497人)。
在留外国人、日本の配送サービスの多言語対応を希望
そんな中でも、「日本の配送サービスに対して提案したいこと、改善点はありますか」という質問には、「ウェブサイトの多言語化」(ブラジル、20代女性)、「英語が話せる配送スタッフの増員」(フィリピン、30代女性)など、言語に関する改善点が多く上がっていた。
システムに対しては「最初の配達直前に通知できる仕組みを徹底して、配達ロスをなくす」(イギリス、30代男性)、「Uberと他の宅配業者が業務提携して、効率化を図る」(インドネシア、20代女性)という、母国のサービスを参考に、人手不足を解消し、サービスを向上するためのアイデアも多かった。
YOLO JAPANは、在留外国人の雇用は、英語が話せる配送スタッフの増員にとどまらず、新しいソリューションやサービスが生まれることも期待される。アンケートで得られた意見を参考に、今後も日本で暮らす外国人にとって、より良いサポートを提供したいとしている。
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