2019.12.23 ECモール
実店舗が楽天IDで事前注文・決済が可能に、楽天が『Rakuten Ready』開始
楽天(株)はこのほど、レストランやカフェ、小売店などの実店舗を持つ事業者を対象に、自社のサイトやスマートフォンアプリ上で楽天IDで利用できる「事前注文・決済サービス」を簡単に構築できるITソリューション『Rakuten Ready』の提供を開始した。
自社システムの開発なしで事前注文・決済サービスの導入が可能に
事業者は『Rakuten Ready』を導入することで、高いコストを要する自社でのシステム開発を行うことなく、顧客が事前にサイトやスマホアプリで注文・決済し、実店舗で商品を待ち時間なくスムーズに受け取ることができるサービスの構築が可能となる。
また、顧客が事前注文・決済時に楽天IDを使ったキャッシュレス決済を利用可能にするとともに、「楽天スーパーポイント」を貯めたり、支払いに使ったりすることもできる。さらに、1億以上の楽天会員に対して、ポイントを活用したキャンペーンなど、新たなマーケティング施策を柔軟に実施できるようになるのも利点だ。
すでに、UCCグループの「上島珈琲店」4店舗と、ロイヤルホールディングスグループの「とんかつおりべ浅草店」のスマホ用サイトで、それぞれ「WEBサイトオーダーで待たずにテイクアウト」「ネットで注文、待たずにお持ち帰り」を実践しているという。
注文者の到着時刻を店舗に通知する機能も
楽天は、『Rakuten Ready』のオプションとして、スマホアプリへの導入の場合には、あらかじめ同意を得た上で、顧客の位置情報から到着時刻を予測して店舗に通知する機能も提供する。事前注文・決済サービスを提供する事業者は、この機能の導入で、店舗運営を効率化するとともに、よりスムーズな受け取りサービスを顧客に提供できるようになる。

『Rakuten Ready』は、楽天グループのRakuten Ready, Inc.が米国で2013年から提供しており、Kroger、CVS、Nordstromといった小売店や、Pizza Hut、Chick-Fil-A、Chipotleといったレストランチェーンなど、4000店舗以上の大手小売・飲食事業者が導入している。日本国内でも、キャッシュレス決済の普及とともに、新たなニーズとして事前注文・決済サービスへの期待が高まっていることから、提供を開始した。
楽天は今後も、さまざまなITソリューションを提供し、企業の課題解決を図るとともに、オンラインとオフラインの双方で、「楽天エコシステム(経済圏)」を通じたユーザーの利便性向上に取り組む考えを示している。
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