2019.11.11 通販支援
A8のファンコミ、3Qは1割減益…ITP・アルゴリズム変更影響し
(株)ファンコミュニケーションズがこのほど発表した2019年12月期第3四半期(1~9月)連結決算は、売上高が前年同期比2.4%減の265億8100万円、営業利益は同10.7%減の29億7200万円円、純利益は同10.5%減の20億2200万円となった。
ITP(Intelligent Tracking Prevention)への継続的な対応や動画広告への取り組みを推進してきたが、検索アルゴリズムの変更などの影響により売上高が減収となった。利益面では、減収に加えパートナーサイトの広告枠の確保などにより利益率が悪化し、減益となった。
主力のCPI事業は売上3%減
各セグメントの業績は、主力のアフィリエイト広告サービス「A8.net(エーハチネット)」、スマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「seedApp(シードアップ)」などを提供している「CPA型アドネットワーク事業」は、186億4800万円(前年同期比3.2%減)、セグメント利益は33億8200万円(同5.8%減)となった。
seedAppはブランドセーフティを意識した広告主からの引き合いが多く順調に拡大したが、 A8.netはITPや検索アルゴリズムの変更による影響を受け、また、adcrops(アドクロップス)の事業撤退などにより CPA型アドネットワーク事業の売上高は減収となった。利益面では、パートナーサイトの広告枠を確保するコストが上昇したことなどで減益となった。
CPC事業は18.9%の減益
「CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業」では、主力サービスであるスマートフォン向け運用型広告サービス「nend(ネンド)」、リターゲティング広告配信サービス「nex8(ネックスエイト)」などを提供。売上高は73億5700万円(前年同期比0.4%減)、セグメント利益は5憶5300万円(同18.9%減)となった。
ITPの影響によってCookieをベースにしたターゲティング広告の鈍化やオーバーレイ広告の配信停止の影響を受けたものの、動画広告が堅調に推移したほか、一部クライアントの予算獲得が順調に推移し、売上高は横ばいで着地した。利益面では、動画広告の比率が高まっているものの利益率は静止画広告よりも低水準で推移し、減益となった。
Seesaaブログは微増
「その他」として、シーサー(株)が運営する「Seesaaブログ(シーサーブログ)」を代表とするメディア事業などを展開。売上高は5億7500万円(前年同期比1.6%増)、セグメント損失は1億125万円(前年同期は1億1800万円のセグメント損失)だった。メディア事業の広告収入がオーバーレイ広告の配信停止などで低調だった一方、受託開発売上が伸張した。
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