2019.08.13 調査・統計
シニア女性の9割「家の中に片付けたい不用品がある」…楽天調査
楽天(株)が9日公表したフリマアプリ「ラクマ」と(株)ハルメクが発行するシニア女性誌「ハルメク」との共同調査「シニア世代の片付けとフリマアプリに関する意識調査」によると、家の中にある不用品についての質問で、シニア女性の92.6%が「片付けたい不用品がある」と回答していることがわかった。また、片付けたい不要品の1位は「洋服」、2位は「本・雑誌」、3位「着物」となった。

同調査は50歳以上のハルメクモニター(ハルトモ)326人が対象で、調査期間は7月10日~12日。
ラクマは、不要になったものを、次に必要とする人へつなぐプラットフォームとして、「新しい消費の価値を生み出す」ことをめざしたフリマアプリ。2019年7月時点で2000万ダウンロードを突破した。一方、「50代からの女性誌」をうたうハルメクは、「前向きに明るく生きるための情報」を、読者の自宅に直接届ける月刊の定期購読雑誌だ。
フリマアプリをシニア女性の84%が「知っている」、35%に利用意向あり
家の中に片付けたいと思っている不要品があるかどうかの質問では、「片付けたい不用品がある」が92.6%。片付けたい不用品の順位は、洋服(77.2.%)、本・雑誌(55.6%)、着物(48.3%)、食器(47.7%)、靴・かばん(40.7%)の順だった。その意識として、「タダで手放すのはもったいない」(33.4%)、「なにから始めてよいかわからない」(27.5%)。次に多かったのは「買い取りやフリマ、オークション等のサービスを試してみようと思っている」(26.5%)だった。

「フリマアプリ」に関しては、84.4%が知っているが、利用経験があるのは15.0%。利用経験者の頻度や内容は、過去1年以内に59.2%が「1回以上出品」、81.6%が「1回以上購入」し、出品より購入が上回っているのが特徴だ。年に「2回以上出品した」と答えた28人の売り上げ額平均は5650円で、使途は娯楽資金の足しや貯金という結果だった。
全員に「今後のフリマアプリ利用」を聞いたところ、「利用したい」「少し利用したい」が計35.3%、「あまり利用したくない」「利用したくない」が計37.1%と拮抗。利用したくない理由で最も多かったのは、「面倒」が45.0%。「アプリでの決済に抵抗感」が45.0%、「知らない人と取引をすることへの抵抗感」が44.2%となり、これらがフリマアプリ利用のハードルになっていることが分かった。

ハルメク「生きかた上手研究所」の梅津所長「障壁の払拭で一気に拡大も」
ハルメク「生きかた上手研究所」の梅津順江所長は、「フリマアプリサービスは、タダで手放すのはもったいないというシニアの心理と一致し、親和性が高い。障壁はアプリ決済や支払いに対する不安だったが、和らげる施策が生まれたり、利点が伝われば、フリマアプリのマーケットは一気に広がる可能性を秘めている」と分析している。
ラクマの60歳以上の新規登録ユーザーは、この3年に約30倍と急増。特に女性が多いことから、ハルメクの50歳以上の読者を対象に、人生とともにある「モノ」への思いや、フリマアプリの認知度、利用度などのアンケート調査を実施した。

また、今回の調査結果を生かそうと、両社は9月24日と同27日、再び共同で「シニア向けフリマアプリ教室」を開催する。日常的にラクマを使いこなすシニアユーザーにも参加してもらい、フリマアプリ初挑戦のハルメク読者各30人を対象にした講義を計画している。
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