2019.07.26 ECモール
「楽天ふるさと納税」 クラファンがリニューアル、寄付内容を明確化
楽天(株)はこのほど、「楽天ふるさと納税 クラウドファンディング」の内容を一新する形で再始動させた。自治体が住民と協同で取り組むプロジェクトなどへ直接応援する仕組みで、寄付の用途をより明確にしたのが特徴だ。

楽天は2015年7月、自治体と寄付者をつなぐプラットホームとして「楽天ふるさと納税」の専用サイトを開設。クラウドファンディング機能を持ったファンドの募集も16年10月から手掛けてきたが、今回の取り組みは、寄付者やプロジェクトを担う住民らの意向をくんだ、より現実的な地域活性化支援策といえそうだ。
クラウドサービスで地域のプロジェクトを応援
ふるさと納税は、寄付を通じて自治体を支援することで税金の還付や控除を受けることができ、さらに特産品などの返礼品がもらえる制度。インターネットを通じて、アイディアの実現や課題解決の資金を募るクラウドファンディングの仕組みを取り入れ、官民が一体となった具体的なプロジェクトに目を向けたのが今回の対応だ。
寄付や税控除などの手続きは、通常のふるさと納税と変わらない。「楽天ふるさと納税」ならポイントが貯まり、ポイントを使って寄付をすることも可能。楽天会員は会員IDを活用することで、「楽天市場」での買い物と同じく、簡便な手続きが可能で、寄付金額に応じて楽天スーパーポイントも付与される。
注目の地域プロジェクトを要チェック!
〇「湯の丸⾼原に⽇本唯⼀の⾼地トレーニング⽤プールを整備して、⽇本中のアスリートを 応援したい!」=⻑野県東御(とうみ)市

7月24日から寄付金の募集を始め、目標金額は2億円。寄付金は、10月完成予定の特設プールの本体整備費の一部に充てる、という。
2020年の東京五輪を控える中、陸上や水泳選手らによる「高地トレーニングの拠点づくり」をめざした市は、市民との協同で誘致を実現。宿泊施設を備え、市民らの「スポーツ交流施設」としての性格も持ち合わせ、市は各施設を通じて、にぎわいを取り戻す「保養・滞在・交流型」観光の実現をめざしている。
〇「町⺠に愛され共に歩んできた全国初の⾃治体経営ワイナリーである⼗勝ワインの「池⽥ワイン城」を、町⺠も集える場所として整備したい!」=北海道池田町

7月24日から寄付金の募集を始め、目標金額は300万円。寄付金は、ワインづくりの拠点施設「ワイン城」(製造所)周辺への憩いの場づくりの一部に充てる、という。
ワイン醸造の「町営事業」は全国的にも有名で、経済効果を高めているが、これからの地域に大切なのは「ワインのような個性と味わいを伝えていくこと。ものづくりからことづくり」(同町)。
町民の意見を取り入れながら、「ものづくりの拠点」に、町民の文化、コミュニティ活動を想定した空間をデザインしたい考えだ。
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