2019.06.14 マーケティング
世界の広告費成長率、19年は3.6%に…広告費6099億ドル
(株)電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」が13日発表した「世界の広告費成長率予測」によると、19年の広告費成長率は3.6%、広告費は6099億ドルになる見込み。このうちデジタル広告費は、19年に11.5%、20年に11%と、2桁成長が続く見通し。
同調査は、世界59カ国・地域から収集したデータを同社が取りまとめたもので、毎年2回、改定と新規予測を行っている。
デジタル広告が世界の広告市場を牽引
19年の広告費成長率は3.6%、広告費は6099億ドルに達すると予想。不透明な経済状況の消費活動への影響、中国・ロシアなど成長減速の懸念要素がある一方で、インド・ブラジル・英国・カナダなどでは高成長率が続き、全般的には安定した成長が見込まれている。
このうちデジタル広告費の成長率は、18年に14.9%(実績)、19年に11.5%、20年に11%と、2桁成長が続く見通し。主要因として、オンライン動画広告とソーシャルメディア広告の成長を見込んでいる。また、モバイルの成長率が21.4%となり、デジタル広告市場の成長に貢献している。
総広告費に占めるデジタル広告費の割合は、18年実績が39%となり、初めてテレビ広告費の34.9%を上回った。さらに19年には41.8%、20年には44.5%へと伸長する見込み。調査対象の59カ国・地域のうち、19年には26カ国・地域で、デジタルが媒体別広告費の構成比でトップになると予想している。
デジタルのほか、交通・ラジオも成長
デジタル以外の媒体では、新聞が-7.7%、雑誌が-7.4%、テレビが-0.1%と厳しい推計。その一方で、屋外/交通広告は4.3%、ラジオは1.7%の成長を見込んでいる。この傾向は2020年も続く見通しで、テレビも0.6%成長に回復すると予想している。
日本は東京五輪控え成長予想
日本の18年の広告費成長率(実績)は、前回予測の0.2%から2.2%へと大幅に上昇。主要因として、想定を上回るペースで伸長したデジタルの運用型広告、マスコミ4媒体社が提供するデジタル広告を追加したことを挙げている。
また、19年は1.2%と堅調に成長する見込み。デジタル広告が運用型広告を中心に、引き続き2桁成長し(14.5%)、モバイル(21.2%)、オンライン動画(29.2%)と推計。
20年は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催などがあることから、成長率は19年を上回る1.8%になると予測している。
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