2019.05.17 通販会社
ライザップ最終決算、子会社不振で赤字193億円…過去最高売上も
RIZAPグループ(株)が15日発表した2019年3月期連結決算(17年4月~18年3月)は、売上収益が前期比82.3%増の2225億円、営業損益が93億8800万円(前年同期は117億8000万円の利益)、純損益は193億9300万円(同90億7500万円の利益)となった。売上は7期連続で過去最高となったが、子会社の不振により190億円を超える赤字となった。

収益改善が困難な事業は売却・撤退
過去1年以内にグループ入りしたワンダーコーポレーション、ジャパンゲートウェイ、サンケイリビング新聞社、ぱど、タツミプランニングなどの経営再建が遅れ、在庫や不採算事業の減損など、構造改革関連費用を含む非経常的損失を出したことなどから、大幅な営業損失を計上。20年3月期の黒字化を実現するため、合計約93億円の構造改革関連費用を追加計上した。
また、短期的な投資回収・収益改善が難しい事業や、グループシナジーが見込めない事業については、積極的に縮小・撤退・売却を検討。SDエンターテイメントでは、エンターテイメント事業を新設分割して売却した。SDエンターテイメントは今後、フィットネスジムの経営を主力とするウェルネス事業に経営資源を集中させる。
ライザップ事業は売上413億円と好調
セグメント別では、RIZAP関連事業を含む美容・ヘルスケア事業の売上収益は同26.2%増の772億8000万円、営業利益は同82.2%減の11億3600万円を計上した。パーソナルトレーニングジム「RIZAP」および新規事業の「RIZAPGOLF」「RIZAPENGLISH」では、積極的な出店と広告宣伝などの先行投資を実施した結果、会員数が順調に増加し、売上が413億円に達するなど順調に推移している。一方で、SDエンターテイメントの不振が大きく響き、減益となった。
ジーンズメイト、夢展望などを含むライフスタイル事業の売上収益は同32%増の556億4800万円、営業損失は3億4800万円(前年同期は11億5000万円の利益)。ジーンズメイトは、インバウンド需要に対応して外国人観光客に人気のブランドの品揃え拡充や決済サービスを充実させたことなどから、11期ぶりの最終黒字化を達成した。夢展望は、主力のアパレル事業が好調に推移したものの、コンサル事業の進捗遅延により減収減益となり、最終利益は2億8200万円の赤字となった。
子会社は軒並み前回実績を下回る
また、今回の決算発表に合わせて、子会社各社で生じた19年3月期個別業績と前期実績値との差異を発表。堀田丸正(株)で売上高が14.9%減となったほか、MRKホールディングス、SDエンターテイメント、APiNS、ワンダーコーポレーションなどで、いずれも前回実績を下回る売上・純損失を計上したことを明らかにしている。
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