2019.03.19 通販会社
アスクル3Qは増収減益、EC売上高は10%増の2837億円
アスクル(株)が14日発表した19年5月期第3四半期(18年5月~19年2月)は、売上高が前年同期比9.3%増の2885億800万円、営業利益が同38.2%減の24億3100万円、純利益が76%減の11億1500万円となった。
チャームの連結効果などから増収、利益は物流費高騰で減少
第3四半期では、eコマース事業のBtoB分野が前年同期比5%の増収と順調に推移。BtoC事業は「LOHACO」の倉庫火災から復活を遂げたほか、前年度に子会社化した(株)チャームの連結効果が第1四半期連結累計期間まで寄与したことなどにより増収となった。販管費は、配送運賃が大幅に増えたことにより増加し、利益減の要因となっている。他に、「ASKUL Value Center関西」(AVC関西)の地代家賃や減価償却費などの固定費、チャームの費用分が純増したが、経費の増加分は増収によりおおむね吸収された。
配送コスト削減狙い、鉄道利用のモーダルシフト進める
配送コスト低減に向けた施策では、BtoB事業でモーダルシフトの取り組みとして、東京・大阪間で鉄道の利用を開始。複数用途の荷物をコンテナに混載し、積載効率を上げることで効率化・コスト削減を図るほか、年間大型トラック150台分のCO2削減を目指している。BtoC事業の「LOHACO」では、独自配送サービス「Happy OnTime」の対象エリア拡大など、自社配送比率の向上をはじめとした物流施策を進めている。
eコマース事業では、主力分野のBtoB事業で日用消耗品や消耗紙、飲料などの生活用品が成長を牽引。MRO商材、医療・介護施設向け商材の売上高が増加した結果、売上高は同5%増の2344億900万円を計上した。BtoC事業は、チャームの連結効果も寄与し、同39.9%増の493億3400万円となった。「LOHACO」単体の売上高が同33.3%増の388億9500万円となった。BtoB・BtoC事業を合計したeコマース事業の売上高は、同9.8%増の2837億4400万円。
ロジスティクス事業では、ASKUL LOGIST(株)の売上増などがあったが、全体の売上高は同25.9%減の41億4200万円に留まった。利益面では(株)ecoプロパティーズの「ALP首都圏」および「ALP福岡」など大型案件売却に係る不動産仲介手数料により、4億100万円の営業損失を計上した(前年同期は10億2800万円の利益)。
その他事業では、「LOHACO」向けの飲料水『LOHACO Water』を扱う嬬恋銘水(株)で増産が可能となったことから、売上高は同36.8%増の9億7200万円、営業利益は同374%増の3700万円となった。
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