2019.03.11 調査・統計
17年の国内アパレル通販市場、3%増の1兆4970億円に
(株)矢野経済研究所が7日発表した17年の国内アパレル総小売市場規模は、前年と同率の9兆2168億円。その他(通販等)チャネルは同3%増の1兆4970億円と伸長した。
同調査は、アパレルメーカー(総合アパレル/メンズアパレル/レディスアパレル/ベビー・子どもアパレルほか)、小売業(百貨店/量販店/専門店/その他)、業界団体などを対象に、同社専門研究員による直接取材、郵送アンケート調査、文献調査を併用して実施したもの。調査期間は18年7月~9月。
17年のアパレル総小売市場規模は横ばい成長
これによると、17年の国内アパレル総小売市場規模は、前年同の9兆2168億円となり、2年連続のマイナスから横ばいへと推移した。品目別では、婦人服・洋品市場が前年比0.4%減の5兆7312億円、紳士服・洋品市場は同8%増の2兆5678億円、ベビー・子ども服・洋品市場は同2%増の9178億円となった。
通販が3%増の一方、百貨店・量販店は2.9%減
販売チャネル別では、その他(通販等)が同3%増の1兆4970億円だったほか、百貨店は同2.9%減の1兆8698億円、量販店は同2.9%減の8338億円、専門店は同0.7%増の5兆162億円と、専門店チャネルが横ばい、その他(通販等)チャネルが伸長という結果になった。百貨店では、衣料品すべての品目で前年を下回り、依然として厳しい状況が続いているが、16年と比べてマイナス幅はいずれも減少した。量販店(GMS)の衣料品売上額は前年同様にすべての品目で減少した。
今後、国内アパレル総小売市場は、少子高齢化の影響などにより横ばいから微減傾向で推移する見通し。販売チャネル別では、モール型のファッション通販サイトが好調なことなどから、引き続き「その他(通販等)」の構成比が高まっていくと予測している。また、消費者の利便性向上および店舗スタッフの負担軽減を目的として、自社ECサイトや出店先の通販サイト、実店舗の在庫を共通化する動きが進展すると予想している。
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