2018.08.10 通販会社
メルカリ最終決算、純損失70億円…先行投資や宣伝で赤字拡大
(株)メルカリが9日発表した18年6月期(17年7月~18年6月)連結決算は、売上高が前期比62%増の357億6500万円、44億2200万円の営業損失(前年同期は27億7500万円の営業損失)、同70億4100万円の純損失(同42億700万円の純損失)となった。
決算発表後に株価が急落
「メルカリNOW」など新規事業が失敗
赤字拡大などの結果を反映し、メルカリの株価は9日14時50分~15時の間に4735円から4245円に急落。10日に入っても4200円台から4300円台の間で横ばい状態が続いている。
同期では、マーケットプレイス「メルカリ」の継続的な成長に向けて、Eコマース機能による「メルカリチャンネル」、スマートフォン本体の簡単出品機能やバーコード出品機能の搭載など、新機能の提供を実施。これにより「メルカリ」の国内累計ダウンロード数は18年6月末に7570万件に達した。また、日本国内累計出品数が7月13日時点で10億品を突破した。これらにより売上高は前年同期比62%の増収を計上した。
また、日本での「メルカリ」の収益を元に、海外事業と国内の新規事業に積極的な投資を実施。独自の決済システム「メルぺイ」のサービス開始に向けて開発を進めている。こうした先行投資や広告宣伝費などがかさみ、営業・純利益ともに赤字幅が拡大。「メルカリNOW」など、売り上げが見込めないと判断した事業については、経営資源の集中のために撤退または縮小をした。
メルカリ事業は増収増益、営業利益は65.7%増
メルカリ(日本)事業単体の売上高は同57.3%増の334億円、営業利益は65.7%増の74億円と好調に推移している。
米国ではCtoCマーケットプレイス「Mercari」の拡大に向けて、経営陣を強化。新体制のもと現地でのアプリ開発推進や配送機能の向上を進め、オフィスの移転や、リブランディングなども実施している。こうした施策は連結利益にも大きく影響を及ぼす結果となったが、「現在は成長を目指すフェーズ」だとしている。米国での「Mercari」の累計ダウンロード数は、6月末には3990万件に達している。
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