2019.07.31 通販支援
ANAなど5社がドローン配送実証実験、海上・2路線同時は国内初
ANAホールディングスは30日から8月2日まで、LINE Fukuoka(株)ら4社および福岡市と共同で、配送用ドローンを活用した宅配サービスの検証を実施する。今回の実験は、日本初の2路線同時補助者なし目視外飛行で行われ、LINEで注文した海産物を、福岡市西区内の玄界島のヘリポートから、同区内のキャンプ場と糸島半島の活魚料理店に配達する。
参加企業は、ANAホールディングス、LINE Fukuokaのほか、(株)自律制御システム研究所、(株)NTTドコモ、(株)ウェザーニューズの計5社。
玄界島産アワビ・サザエをLINEで注文
実験ではまず、LINE公式アカウント上で現在地を設定し、メニューの中から希望の商品と数量を選択(※今回の実験では玄界島産アワビ/サザエ0.9kg以下)。LINE Pay(株)の決済サービス「LINE pay」で決済する。

注文された商品は、福岡市西区の玄界島ヘリポートから、配達先となる能古島キャンプ村と「活魚茶屋・ざうお本店」に向けて配送。飛行距離はキャンプ村までが10.3km、料理店までが6.4km。3日間で合計5回(予備2回)実験を行う。

専用モバイル端末搭載で位置情報を把握
飛行ルートはすべて海上で、海上から60mの高度で移動。NTTdocomoのLTEネットワークを利用してドローンの位置を把握する。位置情報の把握・カメラ画像の送信などは、無人航空機に搭載したドローン向けモバイル端末により行う。有人航空機(ヘリコプター)との衝突を防ぐための飛行位置情報はウェザーニューズが提供する。
ANAホールディングスは、国土交通省が18年9月に改正した「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領」に基づき、19年5月10日には補助者を配置せずにドローンを目視外飛行させる承認を、7月18日には海上での補助者無しの目視外飛行について承認を得ている。
また同社では、20年以降の事業化を目標に、これまでにも唐泊港~玄界島間のドローン配送実験(目視外飛行含む)を複数回実施している。
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