2018.3.20

「アレクサ!生ビール1つ」、居酒屋の注文がAIスピーカーに

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(株)ヘッドウォータースと(株)ロイヤルダイニングは19日、AIスピーカー(スマートスピーカー)を利用した音声によるメニュー注文を行う実証実験を開始する。同日から都内の居酒屋で「Amazon Alexaオーダー専用席」の予約受付を開始した。

 

「天空の月」店内のようす(写真左)と、AIスピーカーを用意したテーブル

 

渋谷「天空の月」にAmazonエコー設置し実験

 同実証実験は、有数のロボット/AIアプリ開発・導入実績を持つヘッドウォータースと、都内で飲食店330店舗を運営するロイヤルダイニングが共同で実施する。ロイヤルダイニングが運営する「天空の月・渋谷店」(渋谷区円山町5-18道玄坂スクエア3F)で、Amazonが提供する音声認識アシスタント「Amazon Alexa」搭載のスマートスピーカー「Amazon Echo Dot」(以下、Amazonエコー)と、ヘッドウォータースのクラウドサービス「Multi AI Platform」を連携させ、居酒屋での注文をスマートスピーカーで受ける。

 

 実施要領は、まずAmazonエコーに「アレクサ、飲み物メニューを開いて」と話しかけた後、Alexaオーダー向けの飲み物メニューから任意のドリンクと個数を音声で注文。注文内容は厨房スタッフにチャット通知され、受理される。また、オーダー途中の中止やメニュー内容・個数の変更にも対応。「アレクサ、天空の月アプリを開いて」と話しかけることで、「店員を呼ぶ」「会計」「オススメの案内」なども行える。

 

 実験では、オーダーログを取得することで、Alexaの話し方や提案内容によって生じるユーザーの反応や購入傾向の変化を解析。その結果から、音声UI体験と店舗オペレーションの共存化・最適化のポイントを計る。

 

 なお、今回独自に開発した飲み物オーダーSkillは、Alexa Skill Storeに「for Business」として申請済みで、法人専用のプライベートスキルとして利用できるほか、2台目以降のAlexa対応デバイスについては、Skillの有効化をするだけで水平展開ができる仕組みとなっている。

 

音声注文導入で店舗スタッフの労力50%減との試算も

 事前の概念実証では、通常のオーダー方法と比較した場合、店舗スタッフの労力はおよそ50%減少すると試算されており、両社では今後、音声聞き取り対応メニュー数の増加、日本酒や料理の説明機能、POSと連携させた注文管理、雑談相手機能、音声注文の決済連携、モバイルアプリからの音声予約などの各種機能を追加していく考え。

 

「Alexaオーダー席・実証実験」

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