2024.07.25 行政情報
インターネット上の悪質商法への対応 日本通信販売協会からヒアリング…消費者庁の研究会
インターネット通販などで新たな登場する悪質商法への対策を模索するため、消費者庁は7月25日、「デジタル社会における消費取引研究会」を開催し、日本通信販売協会(JADMA)からヒアリングした。
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特商法改正の効果に疑問
JADMAの関係者は、特商法の改正により、詐欺的な定期購入商法への対応が盛り込まれものの、通販業界全体が規制強化されたこと、消費者相談件数が減っていないことを問題視した。
法改正に対応するため、通販各社ではウエブ広告の見直しや申し込みフォーマットの改修に迫られ、「そのコストは200~300万円かかった。真面目な事業者も多くのコストを負担した」と訴えた。一方、悪質事業者は執行のリスクを考えないことから、法改正による効果が出なかったとの見解も示した。
JADMAへ寄せられる消費者相談について、「最近は減ってきて3000件程度」と紹介。その約8割が非会員の事業者に関する相談という。
AI活用のアラートの仕組みを提言
悪質商法への対策として、JADMAは消費者庁に対し、迅速な法執行を要望した。「通販は広告費を投入し、売上が上がっていく。この時点で(悪質事業者に)市場から退場してもらうためには、迅速な執行が求められる」と述べた。法執行に加え、消費者安全法に基づく注意喚起も有効と指摘した。
また、AIを活用したアラートの仕組みを提言。一般消費者が危ないサイトなどに近づいた場合に、アラートが出る仕組みの整備を国に求めた。
広告関連事業者やプラットフォーム運営事業者の取り組みも重要と主張。「従来の媒体は考査の仕組みがしっかりしているが、インターネットの世界は十分でないと思われる」と話した。プラットフォーム運営事業者に対しては、広告・商品の内容を含め、販売事業者の確認を丁寧に行うよう求めている。
研究会の構成メンバーからは、アラートを出す要素として「(著しく高い)送料も1つになると思われる」という意見などが寄せられた。
(木村 祐作)
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