2023.08.10 通販支援
MTG、「O-PLUX」導入で年間600万円のカード不正がほぼゼロに
(株)MTGは9日、自社サイト「ON&DO(オン&ドゥー)」のクレジットカード不正対策として導入した、かっこ(株)の不正注文検知サービス「O-PLUX」の運用から1年になるのを機に、業務の効率化や年間600万円の不正被害がゼロになるなど、経緯と成果を公表した。

季節限定や数量限定の美容液をまとめ買い
MTGは、HEALTH、BEAUTY、HYGIENEの領域で、ブランドや製品、サービスを展開。スキンケアをメインとしたビューティーブランド「ON&DO」をはじめ、国内外で人気の美顔器「RaFa(リファ)」やEMSシリーズ「SIXPAD(シックスパッド)」を開発、提供している。年々深刻化するカード不正利用だが、MTGが運用する「ON&DO」でも、立ち上げ半年後から年間600万円相当のカード不正被害が発生し、金額は徐々に大きくなっていた。不正手口の多様化や巧妙化に、限界を感じていた。そこで、使い勝手がよく、利用しているECシステムと「O-PLUX」の連携もあったことから、本格導入に至ったという。
年間で約600万円の不正被害が発生
「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスだ。MTGによると、ECサイトの開始は2年半前。不正に気付いたのは1年目の終わりごろだ。利用している後払い事業者から不正利用の可能性があるという連絡が相次いだことだった。最初は月間数10万円程度のチャージバックだったが、その後、月間100万円単位になり、積み重なっていくうちに年間で約600万円の被害が生じていた。
不正注文の特徴として、購入パターンが共通しているという点が見受けられた。「O-PLUX」の導入前は、注文情報を目視でチェックしていたが、外国人名での注文や、特定の製品を3つほどまとめ買いするというパターンが頻繁に現れていた。特に季節限定、数量限定の美容液がまとめ買いされていた。
不正注文の傾向が変わると対応が困難に
当初は3人で、Googleマップを使用して住所チェックなどを行っていた。しかし、製品が同じだと簡単に気付けるものの、不正注文の傾向が変わると気付くことが難しくなった。そこで、根本的な解決を図るため、不正検知システムの導入を検討し始めた。クレジットカードの不正は、ほぼゼロになった。最初の2か月ほどは「O-PLUX」の審査結果がNGとなるケースが多かったが、その後はNG数が減っていった。「O-PLUX」の導入により不正注文自体が減少し、抑止効果を実感しているという。また、目視チェックなど運用にかかっていた時間も大幅に削減でき、運用の効率化が実現したとしている。
今後も、ユーザーに安心して製品を使い続けてもらえるオンラインショップを運営していきたいと考えている。その一環として、今回は、ネット通販における不正被害を業界全体で対策していくきっかけにもなると考え、経験の共有という意味合いを明らかにしたという。
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