2023.06.19 通販会社
7&アイHD、スーパーストア事業再編…ネットスーパーは倉庫型通販に
(株)セブン&アイ・ホールディングスはこのほど、連結子会社の(株)イトーヨーカ堂と(株)ヨークが9月1日付で合併すると発表した。イトーヨーカ堂を存続会社、ヨークを消滅会社とする吸収合併となり、機能再編でスーパーストア事業(SST事業)の効率化を図る。

社名は「イトーヨーカ堂」
セブン&アイはかねて、グループ内にある首都圏のスーパー事業で統合・再編の方針を示していた。合併後の社名は「イトーヨーカ堂」とする。
同社は「食」の強みを軸とした国内外CVS事業の成長戦略・具体的なアクションプランを進めており、その一環として、イトーヨーカ堂、ヨークが運営する首都圏のSST事業の統合再編を図り、注力する首都圏でのシナジーと運営効率を最大化するため、合併することとした。
SST事業のオペレーション改善には、首都圏での運営統合が必要であり、また、MDや調達などのシナジーの最大化のために、イトーヨーカ堂とヨークの協働をさらに推進する。合併を通じ、本社機能を最適配置することでオペレーション改善の効果と効率を最適化する。
併せて、イトーヨーカ堂が営む製造インフラ事業を、首都圏のスーパーマーケットを中心に生鮮食品や惣菜を供給している(株)Peace Deliに吸収分割により移管することで、グループ共通インフラとしての機能を集約し、事業基盤の強化を図る。
「店舗出荷型」からネット専用「倉庫型通販型小売会社」へ
また、利益成長可能な収益構造実現に向け、持続的でスピード感ある成長をめざし、国内のネットスーパーのパイオニア的存在であるイトーヨーカ堂によるネットスーパー事業を、従来の「店舗出荷型」から、新設したネット専用の「倉庫型通販型小売会社」に吸収分割により移管することも明らかにした。
8月31日に合併契約承認の株主総会(イトーヨーカ堂、ヨーク)を開催し、9月1日の合併効力発生を予定している。23年2月期の決算状況は、イトーヨーカ堂、ヨークとも、最終損益がそれぞれ152億円、23億円を計上。合併によるコスト削減効果をテコに、「食」を中心としたCVS事業の成長戦略の一環として、SST事業の立て直しを図りたい考えだ。
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