2022.11.10 行政情報
22年上半期の個人データ漏えいは1587件、個人情報保護委が注意喚起
個人情報保護委員会は9日、2022年上半期の活動実績を公表した。個人データの漏えい事案として、ウェブサイトやネットワークの脆弱性を突いた不正アクセスの報告を多く受けたとして、個人情報取扱事業者へ個人データの適正な取り扱いについての注意を喚起している。

個人データ漏えいの報告は前年同期を上回る1587件
同委員会によると、直接報告された個人データの漏えいなどの事案は1587件と、前年度の上半期と比べて件数が増加している。病院や薬局における要配慮個人情報を含む書類の誤交付、紛失などの事案も多かった。
ウェブサイトやネットワークの脆弱性を突いた不正アクセスによる個人データの漏えいについて、同委員会は具体例を挙げている。「テレワークなどで使用するVPN機器にセキュリティパッチの適用をしておらず、脆弱性を悪用された結果、不正アクセスを受けた」「ウェブサイトに脆弱性があり、SQLインジェクション攻撃を受けた」「取引先等になりすましたメールに添付されたファイルを開封したことでEmotetに感染した」――。
ガイドラインに定めた安全管理措置の実施を呼びかけ
同委員会はその上で、セキュリティパッチの適用による脆弱性への対処や不審なメールなどを開封しないといった基本的な対応で、不正アクセスを防止できるケースが多くあると指摘し、「個人情報保護法ガイドライン」に定められている組織的・人的・技術的安全管理措置を講ずることが必要と注意を呼びかけた。
また、同委員会のHPに公表している「WARNING~クラウドサービスやテレワーク環境を利用する際の個人情報の漏えい事案に関する注意喚起~」や、「WARNING~ウェブサイトを運営している事業者の皆様への注意喚起~」の対策例の熟読を求めている。
■『個人情報保護法ガイドライン』
https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/
■『WARNING~クラウドサービスやテレワーク環境を利用する際の個人情報の漏えい事案に関する注意喚起~』
https://www.ppc.go.jp/personalinfo/hiyarihatto#warning
■『WARNING~ウェブサイトを運営している事業者の皆様への注意喚起~』
https://www.ppc.go.jp/personalinfo/hiyarihatto#warning
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