2022.07.08 通販会社
資生堂など3社、プラスチック製化粧品容器の回収・再生で協業
(株)資生堂、積水化学工業(株)と住友化学(株)はこのほど、プラスチック製化粧品容器を回収し、分別することなく資源化、原料化を経て、容器として再生する一連の循環モデル構築に向けた取り組みを開始すると発表した。

互いの強みを生かし、容器の改修から再生までの新たな仕組みを構築
化粧品容器は、中身の保護と使いやすさ、デザイン性が重視されるため、多種多様なプラスチックから作られているが、それらの分別は難しく、プラスチック資源として循環利用する際の課題となっている。そこで、3社は互いの強みを生かして、プラスチック製化粧品容器の回収から再生までの新たな仕組みを構築することにした。
資生堂は、店頭を通じたプラスチック製化粧品容器の回収スキームの構築と、化粧品容器への再生ポリオレフィン(ポリエチレンやポリプロピレンなどの総称でプラスチック〈合成樹脂〉の一種)の活用に取り組む。
サーキュラーエコノミー実現に向け、関連業界や企業にも参加を呼びかけ
積水化学は、使用済みプラスチックなどの可燃性ごみを分別することなくガス化し、微生物の力でエタノールに変換する「BRエタノール技術」(ごみ処理施設に収集された可燃性ごみを一切分別することなくガス化し、このガスを微生物により、熱・圧力を用いることなくエタノールに変換する技術)を用いて、プラスチックの原料であるエタノールへの資源化を行う。
また、住友化学は、資源化したエタノールを原料にエチレン(ポリエチレンなどの合成樹脂や有機化合物の原料)を製造する技術を用いて、従来の化石資源を原料とした製品と同等の品質を持つ再生ポリオレフィンを提供する。
3社は企業の垣根を超えて連携するとともに、関連する業界や企業にも参加を働きかけ、サーキュラーエコノミーの実現をめざす。
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