2022.02.22 通販会社
スギHD、スクロールと業務提携…ヘルスケア分野で協業へ
スギ薬局を運営するスギホールディングス(株)は21日、通信販売事業やEC事業などを展開する(株)スクロールと業務提携することで合意したと発表した。ヘルスケア商品を中心とした相互商品供給(医薬品・健康食品・自社開発化粧品など)、事業運営に関するノウハウの相互共有、ヘルスケアに関する新規ビジネスの共同開発などを提携内容として挙げている。

スギHDは「トータルヘルスケア戦略」を推進
スギホールディングスは、関東・中部・関西・北陸に1470店舗以上を展開し、約3000人の薬剤師と約500人の管理栄養士を擁する調剤併設型ドラッグストア。地域の生活者の病気予防や健康管理に関わり、健康増進に貢献する「トータルヘルスケア戦略」を展開している。
近年では、さまざまな医療機関から生活習慣病などの処方箋を年間約1000万枚応需している処方箋調剤事業に加え、リアルとデジタルを連携させた予防・未病領域を強化。また、在宅患者への支援として、高齢者などへの訪問調剤サービスを推進するのに併せ、店舗への来店が困難な高齢者への在宅物販を、介護事業者との連携により実施している。
消費者の購買動向も、リアル店舗に加えECビジネス、通販ビジネスなどの利用が増加しており、店頭に足を運ばずに買物を済ます消費者に加え、買物難民と呼ばれる高齢者へのセルフケアサポート、ヘルスケアサポートをヘルスケアネットワークの一環として進めている。
在宅支援を通じた地域社会への「社会価値」創出にも貢献
一方、スクロールは、通信販売業者として培ったカタログ通販ビジネスのノウハウを活かして事業を展開。女性向けアパレルや日用雑貨を中心に、グループ全体では海外ブランド品や健康食品、化粧品、食料品まで幅広い商材を取り扱っている。また、EC市場でも、グループ各社のPB開発商品をはじめ、多様な商品展開を行うBtoC通販に注力している。
これらグループ全体の豊富なアイテム数と独自の通販インフラなどの強みを基盤として、通信販売市場で独自のポジショニングを確立。また、地域ごとのニーズに合わせた商材を展開する新たなビジネスを開始。特にOTC医薬品や健康食品については、高齢化の進行に伴い、今後さらに需要が拡大することを想定しており、取扱を拡大している。
業務提携は、こうした両社の取組みをより進化させるものであり、スギホールディングスで培ったトータルヘルスケアのビジネスモデルや商品・商標の提供に加え、互いの経営ノウハウの共有などを通して、両社の事業展開を推進。「経済価値」だけでなく、在宅支援を通じて地域社会への「社会価値」の創出にも資する新たな価値創造に挑戦していきたいとしている。
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