2022.01.06 調査・統計
医師の7割が「コロナ第6波は来る」・5割が「夏以降も続く」と予測
医師人材コンサルティング事業などを手がける(株)医師のともが5日発表した『新型コロナウイルス感染症の拡大および収束状況に関する調査』のまとめによると、調査した医師の7割が「第6波は来る」。半数以上が「夏以降も続く」と予想していることが分かった。

第6波が来る理由は「ウイルスは常に変異し続けているから」など
コロナ禍以前の生活を取り戻しかけていた矢先に出現した変異株「オミクロン株」。全国各地で市中感染が相次ぎ、ここ数日で急速に増加している。こうした事態の中での発表だが、調査は2021年12月10日~19日。全国の20代~80代の医師842人に聞いた。
ずばり、第6波は来ると思うか――。70%が「来る」と回答した。「来ない」は9%で、「分からない」が21%。すでにオミクロン株での感染が拡大し、第6波は目前ともいえるが……。
「来る」とした理由は、「オミクロン株が出現したため」「ワクチンを接種したとしても、抗体価(血中に含まれる抗体の量)が下がったころに流行すると思われる」「ウイルスは常に変異し続けているから」などで、類似回答が多数あった。また、「政府の考えが甘く、予防対策が徹底されないから」(60代・一般内科)、「冬は乾燥しやすく、またイベントなどで人が集まる機会が確実に増えてきているから」(30代・耳鼻咽喉科)という見立ても。
7月以降までの理由は「集団免疫がいずれ達成される」「3回目接種終了でひと段落」など
「2022年7月以降」とした理由は、「ワクチン3回目接種終了のタイミングで一段落すると思われる」(類似回答多数)、「集団免疫がいずれ達成されるから」(80代・腫瘍外科)、「収束には内服薬の普及などが必要で、それにはもう少し時間がかかる」(50代・耳鼻咽喉科)、「国内だけでなく、諸外国も共に落ち着かないと収束とはいえない」(30代・皮膚科)、「今後、1年以上は収束は無理だと思う」(20代・研修医)。
「今後も収束の見通しは立たない」では、「今後も変異株が現れる可能性が高いため」「収束はしないが、風邪のように延々と続くのではないか」(類似回答多数)、「ウイルスのほうが人類より、地球での適応能力が高いため」(60代・一般内科)、「ウイルスはどんどん変異するから。ただし、弱毒化すればそれでよい」(50代・一般内科)、「まだ、臨床像がはっきりしておらず、ワクチンや治療薬も完全ではないため」(50代・小児科医)、「収束は世論によるものであり、このレベルの感染症が無くなることはないと思う」(20代・腎臓内科)。
同社は、「いずれにしても、コロナの収束はまだ先となりそうだ。このまま脅威が続くと、医療や経済に大きな打撃を与えることになる。少しでも感染を抑制するためには、1人ひとりが最新の知識を身につけて正しく対策を行うことが重要となってくる」と懸念している。
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