１８年２月からＣＶＣ事業を開始、ＨＰでも公開

　ポーラ・オルビスホールディングスは、昨年２月にスタートしたＣＶＣ事業の投資先が累計１０社に到達したことから、投資先企業のポートフォリオを含むＣＶＣ事業に関するホームページを同日公開した。　

　化粧品を中心とした「美と健康」に関わる事業を展開するポーラ・オルビスホールディングスは、チャネルや価格帯に合わせて選べるマルチブランドを展開。グループ内のビューティケア事業として、訪問販売中心のポーラと、インターネットとカタログでの通信販売が中心のオルビスがあり、両方で売上の９割近くを占める。

Ｄ２Ｃ、ビューティーテックなどに照準当て出資へ

　社内ベンチャー制度でスタートしたグループのＣＶＣ事業は、主な投資領域をＤ２Ｃ、Ｂｅａｕｔｙ　Ｔｅｃｈ、Ｒ　ｅｔａｉｌ　Ｔｅｃｈとしている。国内化粧品業界では最多規模の投資先数といい、ベンチャー企業とのオープンイノベーションに積極的に取り組んでいる。　

　今回のトリコへの投資は、ものづくりへのこだわりやビジネスモデルなどがグループとの親和性が高いと考え、出資に至ったという。　トリコは「さらなる販売促進と認知拡大とともに、ＦＵＪＩＭＩブランドの新商品として、新たな美容カスタマイズ商品を展開していく」としている。

そのほか投資先企業はハグカム、ＳＯＥＬＵなど

　ポーラ・オルビスホールディングスが公開した投資先企業は次の通り。

　ＳＨＥ（株）▽（株）Ｎｏｖｅｒａ▽（株）ハグカム▽モデラート（株）▽ＷＡｍａｚｉｎｇ（株）▽ＳＯＥＬＵ（株）▽Ｍｅｌｌｉａ（株）▽ＤＩＮＥＴＴＥ（株）▽（株）ＰＡＴＲＡ