2019.01.15 調査・統計
クレジットカード市場、23年に100兆円規模に拡大へ
(株)矢野経済研究所が11日発表した「クレジットカード市場調査」によると、クレジットカード市場は17年度に58兆円を突破し、23年度には100兆円規模になる見通しとなっている。
クレジットカード市場規模、23年度に101兆5114億円へ
同調査は、主要カード発行会社などを対象に、同社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、郵送アンケート、文献調査を併用して実施。調査期間は18年8月~11月。
同調査によると、17年度のクレジットカード市場規模は58兆5849億円に達した。さらに18年度では63兆7617億円、19年度には70兆1451億円、20年度には77兆284億円を見込んでいる。その後、1年で7~8兆円規模で成長を続け、23年度には101兆5114億円になると予想している。
23年のコンタクトレス決済はスマホ決済が大部分に
現在、日本でのコンタクトレス決済の取扱高は急速に拡大し、中でもスマートフォンを活用したスマートフォン決済(モバイルコンタクトレス決済)が市場を牽引している。同社では、23年度のコンタクトレス決済における取扱高の大部分はスマートフォン決済になると予測。QRコード決済は、今までクレジットカード決済が進まなかった中小零細企業を中心に導入が進み、徐々に拡大すると分析している。
また、クレジットカード市場が拡大する要因として、(1)政府主導によるキャッシュレス化の推進によりクレジットカード決済環境の整備が進むこと、(2)納税や教育費などの生活関連分野でのクレジットカード決済領域が拡大すること、(3)QRコード決済をはじめとしたスマートフォン決済(モバイルコンタクトレス決済)の拡大により、ユーザーの利便性や利得性が向上することなどを挙げている。
さらに今後、APIの公開によって新たな決済事業者の参入が促され、ユーザー向けに高付加価値決済サービスが創出される可能性があると予想。IoTの進展による新たな決済サービスの機会創出、無人コンビニエンスストアの普及などの後押しもあり、クレジットカード市場は拡大基調になるとしている。
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