2016.10.06 調査・統計
ECサイトの情報漏洩、1事例で3800件・賠償額1900万円
 トレンドマイクロ(株)が5日発表したセキュリティブログによると、2016年1~9月に報道があったECサイトの個人情報漏洩の事例は13件で、このうち個人情報の件数が公表された10件の中央値は1事例あたり3800件に上り、賠償額(1人5000円と想定)は1事例あたり1900万円に上ることがわかった。
トレンドマイクロ(株)が5日発表したセキュリティブログによると、2016年1~9月に報道があったECサイトの個人情報漏洩の事例は13件で、このうち個人情報の件数が公表された10件の中央値は1事例あたり3800件に上り、賠償額(1人5000円と想定)は1事例あたり1900万円に上ることがわかった。
同ブログでは、個人情報漏洩に関する損害賠償はこれまでの裁判から数千円~数万円としている。2009年には大手証券会社が顧客5万人に1万円のギフト券を配布し、賠償額は5億円以上になったという。
被害が出たECサイトのうち約7割は原因を公表していないが、被害原因を公表した事例では、すべてがECサイトやシステムの脆弱性が原因となっている。このことから、同ブログでは、ECサイトを構成するOS・ミドルウェア・WEBアプリケーションの脆弱性に対し、対策が十分かどうか見直すことを推奨している。
また、被害が出たECサイトの約8割は、外部からの指摘で自社サイトからの情報漏洩を認識していた。同ブログでは、外部との不信な通知の検知、ファイル改ざんの検知、サーバー異常の検知、不正プログラムの侵入検知・ブロックなど、セキュリティ侵害を検知する対策を導入することで、ECサイトの異変をいち早く気づくことができるとした。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
- 
            
              1 Amazonビッグセールで 売上を8倍までのばした 広告運用術
- 
            
              2 【楽天市場】RPP広告チェックリスト2025
- 
            
              3 景品表示法とクーポン規制ガイド ークーポン施策の法令実務ポイントー
- 
            
              4 【WEB広告担当様必見】CVRを上げるLP制作の秘訣とは?簡易チェックシート付
- 
            
              5 Amazon!売れる商品ページ構成
ニュースランキング
- 
            
            1 決済ソリューション「WorldFirst」、海外展開を狙うEC事業者が選ぶ理由とは?
- 
            
            2 「Amazon」「楽天市場」の利用率が6割超、“2強”の様相…エクスクリエの調査
- 
            
            3 【10月31日10時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
- 
            
            4 アスクル、手運用による出荷スキームのトライアル運用を開始…37商品が対象
- 
            
            5 良品計画、雑菌類検出で「ルームフレグランススプレー」を自主回収

 
                  