「通販通信ECMO」では、8月22日（火）に揺れる機能性表示食品制度と、10月1日から景品表示法に追加されるステマ規制をテーマにした「どうなる機能性表示食品？ステマ規制の対策は？～ECMO『EC・通販行政レポート』」を開催いたします。

【機能性表示食品の課題と対策を徹底検証】
　さくらフォレスト（株）が6月30日に景品表示法違反で措置命令を受けた事件が、通販業界に衝撃を与えています。この事件では、届出内容を逸脱した広告表現だけでなく、届け出た有効性に関する科学的エビデンスが不適切だったことも違反に問われました。同一の研究レビューを使用した販売会社が多数存在していることから、消費者庁は疑義が出ている88件の届出についても確認作業を開始し、すでに届出を撤回する企業が出始めています。

　今回の事件を受け、EC・通販行政レポートでは「通販通信ECMO」で行政関連記事を執筆し、機能性表示食品については制度開始前から詳細な報道を続けてきた木村祐作記者が「どうなる機能性表示食品？違反・撤回事例から課題と対策を考察～EC・通販行政レポート」と題した講演を行います。

【ステマ規制に違反しない表示の考え方を解説】
　10月1日から景品表示法に追加されるステマ規制については、その基準があいまいなこともあり、どのような対策を取ればいいかわからず、多くの通販会社が対応に追われているのが現状です。

　そこで今回は、WOM（ワム＝クチコミ）マーケティングの調査・研究組織「WOMマーケティング協議会」のガイドライン担当で、消費者庁のステマ規制検討会で委員を務めた山本京輔氏を講師に招き、「ステマ規制とは？違反しない表示の考え方を徹底解説」（仮）を緊急開催することになりました。

　ステマ規制の検討会で消費者庁と激しい議論を繰り広げ、自らもWOMマーケティング協議会でガイドライン作成に携わる山本氏が、現状のステマ規制でどのような内容が明確に禁止されているか、グレーゾーンになっているか、また10月1日に向けて取り組んだ方がいい対策などを、わかりやすく解説いたします。
　
　また、後半には、EC・通販支援サービスを展開する事業者が、テーマに関連したサービス、業界動向や通販の成功事例、サービスのメリットなどを紹介するセミナーを実施いたします（詳細は後日）。