EC・通販、ネットショップを支援するメディア

通販通信ECMOニュース・記事通販支援自社ECの成長を支えるカートはどちら? 『Shopify』と『futureshop』をECディレクター視点で比較

2026.09.30 通販支援

自社ECの成長を支えるカートはどちら? 『Shopify』と『futureshop』をECディレクター視点で比較


前回のコラム「EC市場は転換期。自社公式ECを再定義へ 年商1億突破と利益両立を狙うなら国産カート『futureshop』を推す理由」では、AI民主化時代におけるブランドECの重要性と、EC事業成長を後押しする機能やサポート面からfutureshopの特徴をご紹介しました。

今回は、自社公式ECサイトの新規立ち上げやリニューアルを検討する際に比較対象となることの多い、海外製ECシステムとして世界的に人気が高い「Shopify(ショピファイ)」と国産ECシステムとして中堅ECに推奨することが多い「futureshop(フューチャーショップ)」を、EC運営を担う当社のディレクターの経験をベースに比較してみたいと思います。ECカートシステム選定の参考にしていただければと思います。

実際に弊社へご相談いただく企業からも、

  • Shopifyはデザイン性が高いと聞くが、自社のEC運営に適しているのか
  • futureshopはどの程度自由なサイト表現が実現できるのか
  • 売上成長やファン育成を見据えた場合、どちらが適しているのか
  • 運営開始後の連携アプリ・追加費用・サポート体制について確認したい

といったご質問をいただくことがあります。

そこで今回は、自社公式ECを成長させるうえで重要な「デザイン表現」と「ファン育成・売上拡大」の観点から、それぞれの特徴をECディレクターの視点で整理していきます。


ディレクター目線で考えるデザイン表現の違い

自社公式EC(ブランドEC)において、デザインは見た目ではありません。

企業やブランドが持つ価値観や世界観を伝え、顧客との接点を深める重要なコミュニケーション手段です。

一方で、ECサイトは継続的な運用を前提として「リプレイス後」が重要でもあります。そのため、「魅力的なデザインを実現できるか」だけでなく、「更新や改善を継続しやすいか」という視点も欠かせません。

Shopifyとfutureshopは、いずれも高いデザイン表現力を持っていますが、その考え方には大きな違いがあります。


【futureshop】:「コマースクリエイター」による柔軟なデザイン設計

futureshop最大の特徴の一つが、独自CMS機能である「commerce creator(コマースクリエイター)」です。

一般的なテーマ型ECカートとは異なり、ヘッダー、フッター、商品ページ、特集ページなどをパーツ単位で自由に構築することができます。

例えば、

  • 特定カテゴリだけ独自の訴求を行いたい
  • ブランドストーリーを伝える読み物コンテンツを充実させたい
  • オウンドメディアとECを融合したサイトを構築したい

といった要望にも柔軟に対応できます。


一方で、自由度が高い分、リプレイス時などのサイト設計や構築段階ではデザインやコーディングに関する知識や経験が求められます。そのため、構築初期には適切なディレクション体制が重要になります。


【Shopify】:テーマを活用したスピーディーな立ち上げ

Shopifyには「Shopify Theme Store」を中心に豊富なテーマが用意されており、デザイン性の高いECサイトを比較的短期間で構築することが可能です。

特に海外ブランドのような洗練されたデザインを求める企業にとって、有力な選択肢になるでしょう。

一方で、テーマをベースにサイトを構築するため、

  • ページごとに大きくレイアウトを変えたい
  • 独自性の高い表現を実現したい

といった場合には、Shopify独自の言語「Liquid」を用いたカスタマイズが必要になるケースがあります。


また、テーマアップデート時の検証や運用管理も考慮しておく必要があります。


自社BtoC ECでリピーターを育てる2つの視点

前回のコラムでも触れたように、AI民主化時代において重要なのは、一度の購入を獲得することではなく、顧客との継続的な関係性を構築しながらファンを増やしていくことです。

その意味で、ECカートには決済や受注管理だけでなく、ブランドECとして顧客体験を高める仕組みも求められます。

実際の運用現場において、futureshopが日本のECを持つ企業との親和性が高いと感じる理由を二つのポイントからご紹介します。


1. 日本独自の「おもてなし動線」

【futureshop】:日本の商習慣に適した標準機能

購入完了まで最短3ステップで進める購入導線に加え、

  • 住所自動入力
  • PayPay
  • d払い
  • Amazon Pay
  • 後払い決済

など、日本国内の消費者に浸透している決済手段に対応しています。


さらに、

  • 三温度帯(冷凍・冷蔵・常温)配送
  • 複数配送会社の設定
  • のし対応

など、日本特有の商習慣に対応した機能も充実しています。


【Shopify】:アプリ活用による柔軟な拡張

Shopifyでも各種アプリを利用することで同様の機能を実装することは可能です。

ただし、アプリ選定や初期設定、運用管理まで含めて考えると、日本独自の商習慣への適合度という観点では、futureshopの優位性を感じる場面も少なくありません。


2.運用担当者が実行しやすいロイヤリティ施策

リピート購入を促進しLTVを高めるためには、継続的なファン育成施策が欠かせません。

【futureshop】

  • 会員ステージ機能
  • 会員限定クーポン
  • バースデーメール
  • ポイントプログラム

などの機能が用意されており、専門的な知識がなくても比較的運用しやすい環境が整っています。思いついた施策をスピーディーに実行できることは、日々の運用において大きなメリットです。


【Shopify】

複数のアプリを組み合わせることで高度なロイヤリティ施策を実現できます。

また、Shopify Flowを活用することでCRM配信やクーポン配布などのワークフロー自動化も可能です。

一方で、

  • アプリ利用料の増加
  • アプリ間連携の管理
  • 英語インターフェースへの対応

など、運用負荷やランニングコストが増加するケースもあります。


【futureshopとShopifyの比較まとめ】


カート選定は「ブランド戦略」と「運用体制」から考える

Shopifyとfutureshopは、どちらも実績も豊富で優れたEC運営プラットフォームです。しかし、ECシステム選定において重要なのは機能だけを比較することではありません。前回のコラムでお伝えした通り、これからのブランドECには、

  • ファンとの継続的な関係構築
  • ブランド・商品情報の発信の場
  • 各種データの蓄積
  • AIに選ばれる構造・コンテンツ再整備

が求められます。


【こらからのブランドECに求められる要素】



その実現に向けて、自社のブランド戦略や運用体制に適したECシステムを選択することが重要です。


特に、国内市場を中心に着実に成長を実現したい中堅EC事業者には、

  • ブランド独自の世界観を表現できる
  • 外部のエンジニア・デザイン会社に依存しないで運営できる
  • 国内市場向けの運用効率・運用コストを重視したい
  • リピート購入やLTV向上に取り組みたい
  • 売上に連動した追加アプリや機能負担を減らしたい
  • 安心・安定のサポート体制を重視したい

という要素は重要となりますので、システム選定比較にしっかりと入れて検討にいただければと思います。


株式会社久では、自社公式ECに特化した支援会社として14年以上にわたり、ベンダーフリーの立場からEC戦略立案、システム選定、サイト構築、データ活用までEC事業をグロースさせる総合的な支援を行っています。


Shopifyとfutureshopのどちらが自社に適しているか迷われている方は、ぜひお気軽にご相談ください。ブランドECの成長戦略を踏まえながら、最適なプラットフォーム選定の相談対応いたします。


▼株式会社久の自社ECの成長ポテンシャル診断・経営相談も活用ください。



※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。

ログイン/会員登録

通販通信ECMO(エクモ)会員
ログイン

パスワードをお忘れの方へ

資料掲載企業ログイン

パスワードをお忘れの方へ

ダウンロードするにはログインが必要です。

旧「通販通信」サイトの会員情報では通販通信ECMO(エクモ)会員としてログインできません

パスワードをお忘れの方へ
会員登録されてない方 通販通信ECMO(エクモ)会員
(無料登録)

「資料掲載企業アカウント」では個別資料のダウンロードはできません
上記(無料登録)をクリックして登録してください。

※旧「ECマッチング」サイトの「ECマッチング会員(ECサイト運営者)の会員情報は、そのまま通販通信ECMO(エクモ)会員としてご利用いただけます。

イベント・セミナー予約するにはログインが必要です。

旧「通販通信」サイトの会員情報では通販通信ECMO(エクモ)会員としてログインできません

パスワードをお忘れの方へ
会員登録されてない方 通販通信ECMO(エクモ)会員
(無料登録)

「資料掲載企業アカウント」ではイベント・セミナー予約はできません。上記(無料登録)をクリックして登録して下さい。
※旧「ECマッチング」サイトの「ECマッチング会員(ECサイト運営者)の会員情報は、そのまま通販通信ECMO(エクモ)会員としてご利用いただけます。

記事の続きを読むにはログインが必要です。

旧「通販通信」サイトの会員情報では通販通信ECMO(エクモ)会員としてログインできません

パスワードをお忘れの方へ
会員登録されてない方 通販通信ECMO(エクモ)会員
(無料登録)

「資料掲載企業アカウント」では記事の全文閲覧はできません。上記(無料登録)をクリックして登録して下さい。
※旧「ECマッチング」サイトの「ECマッチング会員(ECサイト運営者)の会員情報は、そのまま通販通信ECMO(エクモ)会員としてご利用いただけます。