2024.03.23 事件・トラブル
小林製薬、紅麹の機能性表示食品で重篤な健康被害が発生…「紅麹コレステヘルプ」など自主回収
小林製薬は3月22日、機能性表示食品のサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人で腎疾患が発症したことを受けて、関連製品の自主回収を行うと発表した。機能性表示食品で多数が入院するという重篤な健康被害の発生は、制度がスタートした2015年以降で初めて。
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業界内に動揺広がる
健康被害発生の報告を受けて、同社が製品や配合している紅麹原料(自社製造)の成分を分析した結果、一部の紅麹原料に本来含まれないはずの成分が見つかった。
現在のところ、問題となった成分の特定や、製品と腎疾患との関連性については確定されていない。
同社は健康被害の拡大を防止するため、紅麹関連製品の自主回収を行う。自主回収の対象は、機能性表示食品の「紅麹コレステヘルプ」(45粒・60粒・90粒)、「ナイシヘルプ+コレステロール」、「ナットウキナーゼ さらさら粒GOLD」。
これと合わせて、小林製薬バリューサポートが企業向けに販売している紅麹原料についても回収する。
健康被害を訴えた人は13人を数え、6人が入院した。健康被害の報告は1月中旬ごろから寄せられていたという。
同社の発表が金曜日の午後6時という時間帯だったが、業界内では「大ごとになる可能性がある」などの声が聞かれ、動揺が広がっているようだ。
喫食実績で安全性を確認していたが…
「紅麹コレステヘルプ」は、機能性関与成分として米紅麹ポリケチドを配合。「米紅麹ポリケチドにはLDL(悪玉)コレステロールを下げる機能があることが報告されています。LDL(悪玉)コレステロールが高めの方に適しています」と表示し、販売されていた。
消費者庁へ届け出た資料によると、安全性については喫食実績の評価によって確認。米紅麹原料は2007年からサプリメントの原料として販売を開始し、約17.5トンを国内外に流通させてきたと説明している。
原材料の紅麹ポリケチドは、特定保健用食品(トクホ)では使用実績がなく、機能性表示食品やいわゆる健康食品で使用されている。
トクホの場合、新規成分については食品安全委員会で専門家が安全性を評価するが、機能性表示食品では届出企業自らが安全性を評価する仕組みとなっている。
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