2023.10.11 通販会社
ライトオン8月期、秋冬商戦・春夏商戦ともに苦戦
カジュアルウエアの(株)ライトオンが10日発表した2023年8月期決算は、売上高が前年比2.7%減の469億2600万円、営業損益が9億2200万円(前期は2億3900万円の利益)、当期純損益が25億4500万円(前期は11億6600万円の損益)となった。

店舗スタッフの強みを生かしたOMO推進
店舗では、商品・マーケティング・店舗運営を横断して迅速に店舗演出を担う「三位一体VMD(Visual Merchandising)チーム」の新設や、NPS(Net Promoter Score:顧客ロイヤルティを測る指標)を用いた接客サービス向上の取り組みに努めた。ECビジネスでは、LINEとバニッシュ・スタンダードが共同開発したオンライン接客サービス「LINE STAFF START」の導入により、商品紹介、コーディネート提案、セール情報の発信など、店舗スタッフとユーザーがオンライン上で繋がることで、双方向のコミュニケーションが可能となった。オンラインとリアル店舗の両方で充実した接客・購入体験を提供できる環境を整えるなど、店舗スタッフの強みを生かしたOMOを推進した結果、ECの売上向上や店舗スタッフのファン創出に繋がった。
今年4月に、ジーンズソムリエ資格保有者によるジーンズ選びの悩みを解決する相談サービスを導入するなど、オンラインでの買い物をより快適に楽しめる新たな取り組みも進めた。
そのほか、LINE配信件数の増加やウェブ広告の見直しによるデジタル広告宣伝の強化、人気インフルエンサーとのコラボ商品の開発やイベント開催によって、新規顧客の獲得と既存顧客のリピート率向上を目指した。
魅力的な品ぞろえができずに苦戦
商品の売上動向については、PBの強化やECビジネスの拡大による増収を目指したものの、魅力的な品ぞろえが実現できずに苦戦した。秋冬商戦は、シーズン前半に気温が高めで推移したことから冬物全体の出足は鈍く、特に防寒アウターの販売が大きく落ち込んだ。
春夏商戦は、気温が早くから上昇したこともあり、スウェットや薄手のアウターなどの春物が苦戦。夏物も主力の清涼素材PB商品が低調だった。
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