2023.05.19 通販会社
スクロール、3月期は減収減益…中経でDMSへの転換を掲げる
(株)スクロールの3月期(22年4~23年3月)連結決算は、売上高が前年比0.5%減の810億1800万円、営業利益が同12.6%減の61億2100万円、当期純利益が同25.3%減の41億7000万円の減収減益となった。

ソリューション事業の売上高は15.5%増に
通販事業の売上高は同4.4%減の400億4900万円、セグメント利益は同16.7%減の53億6400万円。春夏商材の売上が前年同期を下回ったものの、その後回復して堅調に推移した。効果的なカタログ配布や固定費の削減を行うとともに、新たなSDGs関連商品やサステナビリティサービスの展開に注力した。
ソリューション事業の売上高は同15.5%増の213億5900万円、セグメント利益は同308.7%増の7億2500万円に拡大。物流代行サービスの新規顧客の稼働開始、新たな物流センター「SLC春日部」の開設など、全国通販3PL戦略を推進した。これに加えて、販促支援型コンタクトセンター「八王子センター」の開設、ECショップ運営代行サービスの提供開始など、サービスメニューを拡充。決済代行サービスについては、キャッシュレス決済の対応拡大を進めた。
eコマース事業の売上高は同6.4%減の200億4200万円、セグメント利益は同92.2%減の3100万円だった。アウトドア・キャンプ商材で競争が激化していることから、不稼働在庫の評価損を計上。オリジナル商品の開発や商品販売戦略の再構築を行った。
HBT(Health & Beauty & Travel)事業の売上高は同26.2%減の18億5100万円、セグメント損失は9800万円の赤字を計上した。
24年3月期の連結業績は、売上高が同2.4%増の830億円、営業利益が同0.4%減の61億円、当期純利益が同0.7%増の42億円と予想している。
ダイレクトマーケティングソリューションカンパニーへの転換を打ち出す
同社は、2023年度~25年度の中期経営計画(Direct Marketing Solution 2025)で、ダイレクトマーケティングソリューションカンパニーへの転換を打ち出した。
23年度は、ソリューション事業の成長加速や通販事業の深化・進化といった「事業ポートフォリオの最適化による成長戦略の推進」と、脱炭素社会への取り組みやタスク・ダイバーシティ経営の推進といった「実効性のあるResponsibility経営の推進」を柱に据えている。
24~25年度にかけては、ダイレクトマーケティングソリューションの強化による「DMC複合通販経営の推進」を計画。ソリューション事業を中核事業に位置づけるとともに、通販事業とeコマース事業の収益拡大を目指す。
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