2023.05.15 調査・統計
物流2024年問題に通販会社の8割が危機感、コスト増・遅配などに不安の声
80%が危機意識あり――。(株)東通メディアがこのほど、『EC・通販事業者の「2024年問題」に対する意識調査』の結果を発表した。事業者の多くが「配送コストの増加」や「商品到着の遅延」といった影響に不安を感じており、「配送料の見直し」などの対策を実施・検討している企業も70%を超えていた。

物流業界の「2024年問題」を認識しているEC・通販事業者は6割
4月13日と14日、実際に直面することになるEC・通販事業者(経営者・役員)105人に聞いた。それによると、物流業界の「2024年問題」を認識しているEC・通販事業者は、59.0%。「内容を詳しく説明できる」は20.0%、「ある程度知っている」が39.0%という結果だった。
危機意識については、33.9%が「非常に感じている」、48.4%が「やや感じている」。計82.3%の不安の内容(複数回答)は、「配送コストの増加」(84.3%)、「商品到着の遅延」(62.7%)、「配送可能地域の縮小」(45.1%)、「対応のための業務時間の増加」(41.2%)、「売上・利益の減少」(39.2%)、「事業規模の縮小」(19.6%)などが挙がっていた。
自由回答では、「再配達の増加」(58歳)、「物流の急激なシフトによる皺寄せ」(44歳)、「流通コストの増大」(48歳)、「コストアップ、到着までの時間増」(62歳)、「物流費の高騰と配送不可による利益圧迫」(64歳)、「物流業者の減少」(54歳)、「配送委託会社への物流費の増加と人材獲得」(46歳)など36の声が寄せられた。
「対策を検討している」EC・通販事業者は56.9%
15.7%が自社のEC・通販事業で「対策を実施」しており、「実施していないが、検討している」が56.9%に上っていた。また、「実施も検討もしていない」は21.6%だった。
実施・検討の内容(複数回答)」は、「配送料の見直し」(70.3%)、「物流業務の効率化」(56.8%)、「配送方法の見直し」(45.9%)、「商品価格の見直し」(43.2%)、「配送委託先の見直し」(43.2%)、「商品発送までの運用フローの見直し」(32.4%)など。
また、自由回答では、「物流ルートの集約」(64歳)、「外部倉庫の利用を検討」(60歳)、「経費節減の見直し」(53歳)、「ピッキング作業のロボット化」(46歳)、「配達日時指定を必須条件とする」(58歳)、「中国のようなAT配達機器の作成」(48歳)、「物流コスト 物流網の見直し」(64歳)など、24の回答が得られた。
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