2023.05.12 通販会社
オイシックス3月期は増収減益に、行動制限緩和によるARPU減も
オイシックス・ラ・大地(株)が11日発表した2023年3月期(22年4月~23年3月)連結決算は、売上高が前期比1.5%増の1151億7600万円、営業利益が同19.8%減の33億4600万円、純利益は同33.7%減の18億700万円となった。

「Oisix」会員数が34万6083人から40万1643人に増加
宅配事業の「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の主要3事業の売上高は行動制限緩和によるARPU(平均利用単価)減があったものの、「Oisix」を中心に会員純増の継続などで増収。収益構造改革が進み、第4四半期に特別追加PR費11億円を投下したことで減益となった一方で、会員数を実質39万4000人に急伸させ、再成長の準備が進んだ。
「Oisix」の売上高は前期比1.5%増の594億1300万円、セグメント利益は同7.5%増の75億6200万円。上半期はORD海老名ステーション(物流センター)への移転トラブルからの回復期間と位置づけ、積極的な新規会員獲得は実施していなかったが、第4四半期には大規模な新規会員獲得のプロモーションを実施。会員数は、前期末の34万6083人から40万1643人となった。
「大地を守る会」は、売上高が前期比6.8%減の123億4500万円、セグメント利益は同9.3%増の24億8000万円。売上高は、コロナ禍でイレギュラーに増加していた前期と比べ、減少した。今期はシニア層が手軽に健康実感をできるサービス開発と新規獲得にチャレンジ。会員数は、前期末の4万1688人から4万770人へと減少した。
「らでぃっしゅぼーや」の売上高は前期比2.8%減の169億3900万円、セグメント利益は同4.6%増の25億4000万円。売上高は、ARPUがイレギュラーに増加した前期と比べて減少した。会員数については、今期は四半期ごとの純増を継続しており、前期末の6万5093人から6万7825人へと増加した。
米国のミールキット宅配事業は苦戦
米国でヴィーガンに特化したミールキットの宅配事業を展開する「PurpleCarrot」は、売上高が前期比4.0%減の97億9800万円、セグメント損失は5億3000万円(前期は3億8700万円の利益)となった。売上高は会員数が前第1四半期をピークとして段階的に低減していることに伴い減少している。
24年3月期の通期業績予想については、売上高が前期比9.8%増の1265億円、営業利益が同79.3%増の60億円、純利益は同110.2%増の38億円を見込んだ。価値観の変化とともに、多様化した新しい食ニーズに対し、KitOisixを中心とした既存サービスの磨き上げや、より時短に特化した冷凍弁当シリーズの開発など独自性のある商品や体験など、食に関する新しい価値提案を強化する。
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