2023.04.04 ECモール
アリババが新組織体制に、6事業グループが独立…市場の変化に対応
アリババグループは3日、市場競争力と企業価値向上のために、同社を6事業グループに分割し、各事業が独立した経営を行う新組織体制の運用(3月28日付)を発表した。

経営管理部門と事務管理部門をスリム化
6事業は、「クラウドインテリジェンス事業」「Taobao Tmallコマース事業」「中国国内ローカルサービス事業」「ツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡)事業」「グローバル・デジタル・コマース事業」「デジタルメディアおよびエンターテインメント事業」。創業以来、同社にとって最大で最も重要なカバナンス変革となるという。
各事業は資本調達やIPO(新規株式公開)をめざすための柔軟性を有している一方、「Taobao Tmall コマース事業」のみ例外的にアリババグループの100%子会社となる。アリババグループは、上場企業としてのコンプライアンス遵守に必要な機能のみを残し、その他の業務は関連事業会社に委託することで、経営管理部門と事務管理部門をスリム化する。
アリババグループは、同社の多様な事業価値を市場により明確に提示し、株主価値を向上させるために、再編を実施した。これにより各事業がそれぞれ独自の報奨制度を持つため、より大きな独立性が生まれることも期待。ダニエル・チャンCEOは「再編で各事業はより活発になり、迅速な意思決定や市場変化への速やかな対応が可能になる」と述べている。
ダニエル・チャン氏は、引き続きアリババグループの会長兼CEOを務める。アリババグループは持ち株会社となり、6つの事業グループにはそれぞれCEOが着任し、取締役会が設立される。各事業グループや企業は、独立した資金調達やIPOをめざすことができる。
ダニエル・チャン氏、Alibaba CloudのCEO兼務
また、ダニエル・チャン氏は、Alibaba Cloud(アリババクラウド)のCEOを兼務する。同事業には、クラウドサービスや人工知能(AI)関連のビジネス、DingTalk(釘釘)などのコミュニケーションプラットフォーム事業が含まれる。
「Taobao Tmall コマース事業」にはタオバオ(淘宝)、Tmall(天猫、Tモール)、タオター(淘特、旧・タオバオ特価版)、タオツァイツァイ(淘菜菜)、1688.comなどの中国EC事業が含まれる。「中国国内サービス事業」は、Amap(高徳地図)やウーラマ(餓了麼)などが傘下に入る。
「グローバル・デジタル・コマースビジネス事業」は、Lazada、AliExpress、Trendyol、Daraz、Alibaba.comなどの海外向けEC事業が傘下に入る。「デジタルメディアおよびエンターテインメント事業」には、ヨウク(Youku)やアリババ・ピクチャーズ(Alibaba Pictures)などが入る。
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