2023.03.29 調査・統計
物価上昇がふるさと納税にも影響、返礼品で雑貨・日用品の購入が拡大
ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する(株)さとふるが28日発表した『ふるさと納税の利用実態に関するアンケート』の結果によると、4割以上がお礼品選びに物価上昇の影響ありと回答。また、「訳あり」お礼品の人気が急増していた。

回答者:ふるさと納税寄附経験がある9217人
回答者:ふるさと納税寄附経験がある9217人
お礼品でトイレットペーパーなどの常備品の入手が増加
調査は2月10日~20日。20代以上の9343人に聞いた。それによると、お礼品選びにあたり、42.4%が「物価上昇の影響があった」。うち、90.7%は「今後も普段使いの食材や日用品を選択したいと」としており、今後も継続する意向がうかがえた。
2022年の人気のお礼品のジャンルは例年通り、「魚介・海産物」(56.8%)や「肉」(53.9%)など食料品が上位を占めているが、15.2%が「雑貨・日用品」を選んでいた。価格が高騰しているトイレットペーパーなどの常備品を、ふるさと納税で入手していることが分かった。
お酒など嗜好品、規格外などの「訳あり」商品なども人気に
また、「菓子・スイーツ」(19.0%)、「酒・アルコール」(14.3%)といった日常的な嗜好品が、日用品と同様にふるさと納税で入手されていることも判明した。
生産製造の過程で発生する「欠けや割れ」「規格外」など、「訳あり」お礼品を申し込んだことの有無は、34.0%が「申し込んだことがある」。うち、申し込んだ年として最も多かったのが2022年(71.3%)で、20年(18.6%)と比べると約4倍となり、3年間で急増していた。
「訳あり」お礼品は、通常よりも内容量を増量しているものや、寄付額が低くなっているものも多く、物価高騰で選ぶ人が増えたことや、近年のフードロスに対する意識の高まりが背景にあると考えられる。
また、ふるさと納税を通じて55.4%が「ファンになった地域がある」と回答。「旅行したいと思う地域ができた」という回答も48.1%に上っていた。22年10月に実施した自治体向けアンケートでは、ふるさと納税寄付者に求めることとして、63.2%が「地域への訪問」と回答しており、地域の期待に寄与していることが分かる。
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