2023.01.27 調査・統計
22年のフィッシングサイト、1.5倍の5189万件に…最も狙われたブランドは?
ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)が26日発表した『インターネット詐欺リポートの2022年まとめ』によると、年間の詐欺サイト検知数は5000万件を大きく超え、21年比で約1.5倍に。最も狙われたブランドは「三菱UFJニコス」だった。

最も狙われたブランドは「三菱UFJニコス」
詐欺ウォールで調査・収集した22年の詐欺サイトの総検知数は5189万7810件となり、3411万2401件だった21年の約1.5倍と大きく増加した。偽販売サイトやフィッシング詐欺サイトなどの検知数が増加していた。
ネット詐欺の手口はフィッシング詐欺の割合が49.6%、偽販売違法販売が45.2%を占めた。フィッシング詐欺は、21年の32.1%から17.5pt増加、実数ベースでは6倍と大きく増えていた。「国税庁」や「えきねっと」など、21年には見られなかったフィッシング詐欺サイトが増加、またクレジットカード向けのフィッシング詐欺も急増した。
22年に最も狙われたブランドは、「三菱UFJニコス」(37.7%)だった。6月から報告数が増加し、ピークは8月~9月で、10月以降は激減。短期間で大きな上昇を見せた。2位の「三井住友銀行」(9.3%)は9月に大量報告されており、10月以降は大幅に減少した。ランキング上位のブランドは短期集中でばらまかれ、効果を見ながら運用している可能性があるという。
また、3位の「国税庁」(8.4%)は昨年8月から短期間で報告数が急増しているが、ダイナミックDNS「DuckDNS」を悪用している。他のブランドでもDuckDNSを利用した詐欺サイトは登場しており、注意が必要としている。
クレカを狙う手口、官公庁の詐欺サイトが増加
22年は「クレジットカード」(52.9%)を狙った手口が最も多く、17.5pt増加した。さまざまな会社のクレジットカードフィッシングサイトが作られており、構成比の割合が上昇。また、「官公庁」(8.8%)も国税庁や厚生労働省の助成金のフィッシング詐欺サイトが増加し、上昇している。
報告が多かった「ECサイト」(7.6%)を騙ったフィッシング詐欺サイトは構成比としては24.6pt減少しているが、クレジットカードの報告数が大幅に増加した影響で構成比が下がっており、報告の実数ベースでは増加している。
BBソフトサービスによると、22年も多くの詐欺サイトが登場したが、時勢・季節性に合わせたサイト、国民の興味を引く事柄に合わせて作られている。クレジットカードの詐欺サイトは、ターゲットを絞らず短期集中でさまざまな商材を狙っている傾向が見られた。
23年も同様の傾向は続くと考えられ、あまり見られなかった商材のフィッシング詐欺サイトの報告数が急増するといった事態は起こる可能性があり、またラグビーの世界大会など、興味関心を引くイベントに合わせて無料動画配信を騙った詐欺サイトが増加するなどといった、時勢に合わせた詐欺サイトには引き続き、注意が必要としている。
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