2023.01.16 調査・統計
メディカル・ドクターズコスメ市場、22年は7.7%増の787億円の見込み
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済がこのほど発表した『メディカルコスメ・ドクターズコスメの国内市場調査』によると、2022年のメディカルコスメ・ドクターズコスメの国内市場は、前年比7.7%増となる787億円を見込んだ。

メディカルコスメ・ドクターズコスメが美容クリニックで需要増
調査期間は2022年10月~11月。美容クリニックでの美肌治療や美容整形に対する関心の高まりから需要が増えているメディカルコスメと、美容に関するリテラシーの向上から注目が集まっているドクターズコスメの市場を調査した。
メディカルコスメは、メーカーが医療機関(美容外科・皮膚科など)に対して、直接営業活動により商品の受注・納品を行い、医療機関が直接販売、また、医療機関のECサイトで販売する化粧品が対象。市販ルートで販売されている化粧品のうち、医師または医療機関が監修、開発に携わっていることを訴求する化粧品を対象とした。
それによると、メディカルコスメ・ドクターズコスメの22年国内市場は、前年比7.7%増の787億円。メディカルコスメは同18.9%増の170億円、ドクターズコスメは同4.9%増の617億円を、それぞれ見込んだ。
ビタミンC配合訴求の商品が増加
市販ルートを中心に展開するドクターズコスメが8割程度を占めている。20年はインバウンド需要の消失、百貨店の臨時休業やドラッグストアの時短営業などにより市場が縮小した。21年は販売チャネルの営業状況の改善に加えて、成分を重視する消費者が増えていることから、ビタミンC配合訴求の商品などが伸び、ドクターズコスメがプラスに転じた。
また、メディカルコスメはコロナ禍が追い風となって美容施術件数・患者数が増加し、医療機関専売化粧品などに対する関心度の高まりや、新規美容外科・皮膚科の開業増加、化粧品の販売を行うECサイトを開設するクリニックの増加などを背景に、前年に続き好調だった。
ドクターズコスメは美容成分や配合濃度を重視する傾向に
今後、メディカルコスメは美容施術の経験者が増え、SNSなどを介した実体験の発信が進むことで受診ハードルが低下し、施術後のダウンタイムに対する許容度も高まっていくとみられる。それを受けて、治療をサポートするアイテムとして需要増加が続くとみられる。
ドクターズコスメはSNSなどを通じて化粧品や効果的なスキンケア方法などの美容情報が拡散されており、美容に関するリテラシーが向上し、化粧品に配合されている美容成分や配合濃度などを重視する消費者が増えていることから、アンチエイジングや美白といった機能で成分配合や浸透技術などを訴求した商品が増加するとみられる。
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