2023.01.13 通販会社
ファストリ1Qは増収減益、コロナ禍で中国ユニクロ事業が苦戦
ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングが12日発表した2023年8月期第1四半期(22年9月~11月)連結決算は、売上収益が前年同期比14.2%増の7163億9300万円、営業利益が同2.0%減の1170億7700万円、四半期利益は同9.1%減の850億7400万円となった。

国内ユニクロ事業も増収減益に
増収減益となり、減益は中国のユニクロ事業がコロナ禍による行動規制の影響を受けたのが主な理由。一方で、グレーターチャイナや国内のユニクロ事業を除くすべての国で大幅な増収増益と好調だった。ジーユー事業も大幅な増収増益と再び成長拡大の基調に。売上高総利益率は前年同期比で0.9pt低下し、53.1%となった。
「グローバルNo.1ブランド」をめざす事業成長の1つに掲げるのが「店舗とEコマースが一体となった購買体験の構築」。国内ユニクロ事業はもちろん、特に海外ユニクロ事業はグループの成長の柱として、各国・各地域でEコマースの強化を図り、業績に貢献している。
店舗とECを含む国内ユニクロ事業は、売上収益が前年同期比6.4%増の2409億円、営業利益は同5.6%減の394億円。既存店売上高は同4.7%の増収となった。9、10月の気温が例年よりも低く推移したことでジャケット、スフレヤーンニット、カシミヤ、ヒートテックといった秋冬商品の販売が好調で、トレンドを捉えたタックワイドパンツなどの商品の販売も好調だった。
円安による調達コスト増が利益を圧迫
利益面では、急激な円安による調達コストの増加により原価率が上昇したことで、売上総利益率が前年同期比1.1pt低下。売上高販管費比率は同1.5pt上昇し、37.0%となった。
海外ユニクロ事業の売上収益は前年同期比19.4%増の3578億円、営業利益は同4.4%減の572億円と、大幅な増収減益となった。減益の要因は、中国がコロナ禍に伴う行動規制の影響を受けたことに加え、ロシアが営業を停止していることで赤字となったことによる。一方で、その他アジア・オセアニア地区、北米、欧州(ロシアを除く)では、計画を上回る大幅な増収増益と好調で、過去最高の業績を達成した。
ジーユー事業の売上収益は前年同期比13.6%増の793億円、営業利益は同19.3%増の106億円と、大幅な増収増益となった。品番数を絞り込み、マストレンド商品の数量を十分にもって商売を行ったことで好調な販売となった。また、物流が正常化し、売れ筋商品の追加生産に機動的に対応できたことや、10月に気温が低下したことも追い風に。特に、ヘビーウェイトスウェットやワイドパンツ、ヒートパデッドアウターなどの販売が好調だった。
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