2023.01.05 通販会社
島田社長、「新成長領域への挑戦」を強調…ファンケル年頭訓示
(株)ファンケルの島田和幸・代表取締役社長CEOは4日、グループ従業員への年頭訓示で、2023年を「この先の10年を左右する重要な転換点」と位置付け、「既存事業の改革と成長」「新たな成長領域への挑戦」「人材への投資と育成・活躍推進」を強調。「新しい景色と経験を楽しみ、成長と結果で明るい未来へつなげていこう」と、連携と結集を呼びかけた。

島田社長「ファンケルらしいOMOなどでコロナ前より力をつけた」
今年の干支「癸卯(みずのと・う)」にちなみ、島田社長はまず、「『癸』は春間近でつぼみが花開く直前という意味があり、『卯』には冬の門が開き、飛び出るという意味がある。23年は、これまで積み重ねてきた努力が花開き、いよいよ実り始める1年」とアピールした。
「いままでファンケルは勇気を持って、変化することを続けてきた。ファンケルらしいOMOなど新たな取り組みを続け、結果が出ないこともあったが、コロナ前と比べて相当、力を付けてきた。今年は、この先の10年を左右する重要な『転換点』となる一年と捉えている」――。
新たな成長領域への挑戦は「海外展開」、イスラム至上やタイ・インドなどに展開へ
「既存事業の改革と成長」のために、商品育成とユーザーとの継続的な関係強化を挙げ、特に広告宣伝と通販との連携強化、各チャネルの特長を生かした商品育成の実行を訴えた。併せて、インバウンドによる売上にも言及。東南アジアなどからのインバウンドも意識して、まずは情報発信から。「それが将来の海外事業にもつながっていく」とした。
そして「新たな成長領域への挑戦」に、「海外展開」をとり上げた。国を越えた人流も回復の兆しがあり、海外からのビジネスや観光の渡航者も増加。同社は、これからのグローバル展開は、いまでのやり方に捉われず広く海外マーケットへの展開を見据える。ビジネスチャンスの発掘のためにイスラム市場やタイ、ベトナム、インドへの海外赴任も始まっている。
「新規事業」については、「新しいことに関わっている皆さんは、ぜひ自分の取り組みをどんどんアピールしてください。創業者になったつもりで、スピード感を持って推進してください。そして、周りの皆さんはしっかり応援をお願いします」と呼びかけた。
『未来の変化に対応できる力を持つ人』が必要、人材投資を強化へ
最後は「人材への投資と育成・活躍推進」。「私たちが『ファンケルらしく』」在り続けるためには、多くの『未来の変化に対応できる力を持つ人』がいることが大事。未来の課題に対処できる覚悟と経験を持つ人材を育てていくことが最も大事であり、昨年来強化してきた人材投資は、今年もさらに強化する」と述べた。
次期経営層の育成やグローバル、デジタル、マーケティングなどの教育機会の強化などとともに、「ファンケルらしいダイバーシティ&インクルージョン」の一層の推進にも言及した。
島田社長は、「今年一年は現中計最終年度として結果を出すだけでなく、次の中計や30年につながるものでなければならない。ファンケルの未来を私たちが切り拓けるのか試されている年」と強調。そのうえで、「みんなで価値観を合わせ、全部門、全階層で連携し合ってファンケルグループの明るい未来へつなげていこう」と訴えかけた。
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