2022.11.09 ECモール
BASE、3Qは純損失12億円…グルー全体で流通総額500億円を突破
BASE(株)が8日発表した2022年12月期第3四半期(22年1月~9月)連結決算は、売上高が前年同期比1.1%減の70億9900万円、11億6700万円の営業損失(前年同期は4億9000万円の営業損失)、12億1600万円の純損失(同4億6700万円の純損失)となった。

BASE事業の流通総額は横ばいを維持
売上高はPAY事業がけん引し、グループ全体の流通総額は500億円を突破したが、BASE事業の月額有料プランの構成比の増加に伴う、テイクレート(流通総額〈決済ベース〉に対する売上高の比率)の減少で、前年同期比、前四半期で減少した。プロモーション費の減少に伴う販管費の減少により、営業損益の赤字幅は前四半期比で縮小した。
BASE事業の売上高は前年同期比9.6%減の55億3000万円、セグメント損失は8億9400万円(前年同期は2億7100万円のセグメント損失)となった。流通総額は前年同期比で横ばいを維持し、注文ベースで845億8900万円、決済ベースで802億5900万円(前年同期比3.1%増・注文ベース)、4.6%増(決済ベース)となった。
月額有料プランの利用ショップ数が順調に増加
戦略的に手数料を引き下げた月額有料プランを利用しているショップの、全体の流通総額における構成比が増加し、テイクレートが減少したことにより、売上高および売上総利益、売上総利益率が前年同期比で減少した。
コロナ禍を機に、流通総額がEC業界の平均を大きく上回って成長した反動で、リオープニングに伴うオンライン消費の減少の影響をより強く受けているが、影響は縮小し、オンライン消費の減少は下げ止まっている。
既存ショップを中心に月額有料プランの利用ショップ数が順調に増加し、売上規模の大きなショップが特定の競合他社へ移転する動きがなくなった。さらに、4月よりアウトバウンド営業を実施しているスカウトチームのショップへの営業効率も改善し、売上規模の大きなショップの開設が順調に進んだ。
PAY事業は、流通総額が前年同期比46.0%増の569億1700万円。売上高は同45.0%増の14億8500万円、セグメント損失は1200万円(前年同期は4100万円のセグメント損失)となった。流通総額は、一部加盟店の大型販促による一時的な大幅な増加分を含むが、既存加盟店の継続的な成長に加え、新規加盟店の増加で同47.2%増となった。
通期業績で損益拡大を予想
これらの業績動向から、22年12月期通期業績予想を公表した。売上高は91億3000万円~94億9000万円(前期比8.1%減~4.4%減)、営業損益は23億円~21億3000万円(前期実績は9億7700万円の営業損益)、純損益は23億6900万円~21億9900万円(前期実績は11億9400万円の純損失)を、それぞれ見込んだ。
売上高は、PAY事業の流通総額が既存加盟店の継続的な成長に加え、新規加盟店の増加により増加する見込みの一方、BASE事業の戦略的なテイクレートの引き下げに伴う売上高の減少で、前期比で減少すると予想。営業損失、純損失の赤字幅も拡大を予想している。
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