2022.11.07 調査・統計
22年上半期のネット詐欺告数が3.7倍、手口はECからクレカに
ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)はこのほど、2022年上半期(4月~9月)の「インターネット詐欺リポート」をまとめ、発表した。21年下半期(21年10月~22年3月)との比較で、報告数は3.7倍に増加。手口はECからクレカに転じている兆候が顕著になっている。

インターネット詐欺手口の変化
インターネット詐欺手口の変化
ネット詐欺の51%は偽物販売や商品が届かない「偽販売違法販売」
官公庁やセキュリティ団体から報告されたネット詐欺サイト数は、21万104件(21年下半期は5万7014件)に達した。21年下半期は、コピー・粗悪品の販売や商品を買っても送ってこない手口の「偽販売違法販売」が51.52%(22年上半期は31.91%)を占めていたが、22年上半期はフィッシング詐欺サイトの構成比(48.02%→59.59%)が11.6ポイント上昇。8月に日本郵政を騙って偽アプリをインストールさせるの手口の報告が増加し、構成比が上昇した。
サービス別では、いままで多かった携帯キャリアやECサイトの構成比は減少し、クレジットカードの割合(26.43%→67.46%)が41ポイント増加していた。22年に入り、クレジットカード系のフィッシング詐欺サイトの報告が相次ぎ、9月に三井住友銀行のフィッシング詐欺サイトの報告数が増加し、クレジットカード系はトップ10に5つがランクインしていた。
クレカを狙った「フィッシング詐欺サイト」が主流に
BBソフトサービスによると、22年上半期は、21年後半に比べ詐欺サイトの報告数が大きく増加している。ターゲットとなるサービスもあからさまに変わり、クレジットカードを狙ったフィッシング詐欺サイトに移行している。
最近のクレジットカードのフィッシング詐欺の増加は、18歳からのカード申し込みなど新規ユーザーが増えることを狙ったことも想定されるが、今後どういったサービスが狙われるか、どういう手口が増加していくかは、規則性がないため予想が難しいという。さまざまなサービスや商品でフィッシング詐欺の可能性があると意識し、注意していく必要がある。
また現在、見た目でフィッシング詐欺サイトを見抜くのは非常に難しく、メール文言やURL、サイトに書かれている内容は自分で判断せずに、アプリでサービスを利用する、過去利用してブックマークしておいたURLからアクセスすることを意識するだけで、被害の拡大を防ぐことができると警告している。
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