2022.10.03 行政情報
スタートアップが挑戦できるように、河野大臣が「デジタルの日」で方針
デジタル庁は2日、「デジタルの日」イベントをスタートさせ、河野太郎大臣と次世代のデジタル社会を担う若手人材が、日本のデジタル化をテーマに意見交換した。「good digital award」のグランプリ発表なども行われた。

イベントのスタートを宣言する河野大臣のアバター
イベントのスタートを宣言する河野大臣のアバター
デジタル化の進展度は?
「デジタルの日」イベントは2~3日、「ふれよう!#デジタルのチカラ」をテーマに開催。2日午前、河野大臣のアバターがイベントのスタートを宣言。911企業・団体が参加した。
日本のデジタル化の進展度をテーマに、メディアアーティストの落合陽一氏、特定非営利活動法人ブロードバンドスクール協会理事の若宮正子氏、デジタル庁の浅沼尚デジタル監が話し合った。
調査結果によると、「電子書籍」はデジタルが62.3%、紙が37.7%。「文化なので紙の方が好き」(若宮氏)、「本には本の良さがある」(浅沼氏)といった声が聞かれた。
「タクシー料金の支払い」はキャッシュレスが41.1%、現金が58.9%。落合氏は「だんだんキャッシュレスに動いていく感じがする」とし、若宮氏は「もっとわかりやすく、何が使えるかが表示されているとよい」と指摘した。
「行政手続き」はオンラインが38.5%、窓口・郵送が61.5%。「オンラインでできることが伝わっていない」(浅沼氏)などの意見が寄せられた。
「デジタル化の進展度について」の討論の様子
河野大臣「スタートアップがチャレンジできるように」
「どうなる!?日本のデジタル社会」をテーマとしたトークショーでは、日本のデジタル化をめぐる課題について、河野大臣が4人の次世代を担う若手人材に意見を求めた。
各参加者はデジタル化によって解決すべき課題に、環境問題、労働生産性の低さ、学校教育などを挙げた。
河野大臣は環境問題の解決に向けて、「毎年、雨の量が増えていることを実感できる。(参加者が指摘した通り)まずは可視化することが解決の第1歩」と答えた。学校教育のデジタル化については「日本は遅れている」とし、教育者に対するIT教育が不可欠との考え方を示した。
参加者からは、デジタル分野のビジネス展開で「スタートアップが参加しやすいように、ホワイトリスト形式からブラックリスト形式に変更すべき」という提言も。河野大臣は「新しい領域をつくるのはいつの時代も民間。ブラックリスト形式にして、どんどんスタートアップがチャレンジできるようにすべき」と理解を示した。
「good digital award」のグランプリにメディアドゥ
デジタル庁は、デジタル化に寄与するサービスなどを表彰する「good digital award」のグランプリなどを発表した。
355件に上るエントリーのなかから、グランプリに(株)メディアドゥの「視覚障がい者専用電子書籍音声自動読み上げサービス」が決定した。
このほか、ソーシャルインパクト審査員特別賞は歌い手のAdoさん、マイナンバーカード特別賞は宮崎県都城市が選ばれた。
(木村 祐作)
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