2022.09.22 調査・統計
痩せているのに肥満?女性の9割が自分の体形を「実際より肥満」と認識
(株)矢野経済研究所が21日発表した『健康意識と食品消費行動に関する消費者アンケート(2022年)』の結果によると、女性若年層の約4割は自身のBMI値と体形認識に齟齬があり、そのうち約9割が「実際より肥満傾向にある」と認識していた。

「BMI値と体形の認識が正しい人」は68.2%
調査は6月。全国の20歳~79歳の男女2137人に聞いた。回答者のBMI値は体重(㎏)を身長(m)の二乗で割って算出。自身の体形についての「肥満」「痩せている」の設問で、「問題ない」「ややあてはまる」「あてはまる」の3つの選択肢から選んでもらった。
前提として、「BMI値と体形の認識が正しい人」にあてはまるのは、BMI値が18.5未満で体形には「痩せている」の設問に「ややあてはまる」「あてはまる」とした人。18.5以上25未満では、「痩せている」「肥満」それぞれの設問に、いずれも「問題ない」と回答している人。25以上は、「肥満」の設問に「ややあてはまる」「あてはまる」と回答している人とした。
回答者全体のうち、「BMI値と体形の認識が正しい人」の比率は68.2%で、男女ともに年齢層が高くなるにつれてBMI値を正しく認識できている割合が高くなる傾向が確認できた。
低体重の女性若年層は低カロリー食品の摂取が目立つ傾向に
一方で「BMI値と体形の認識が正しくない人」(679人)のうち、「実際より肥満傾向と認識」にあてはまるのは、実際の値が18.5未満で「痩せている」の設問に「問題ない」、または「肥満」の設問に「ややあてはまる」「あてはまる」とした人。あるいは18.5以上25未満で、「肥満」の設問に「ややあてはまる」「あてはまる」とした人で、69.7%(473人)を占めた。
女性若年層(20歳~34歳、262人)は「BMI値と体形の認識が正しい人」が59.2%(155人)と最も低く、40.8%(107人)が実際のBMI値と体形の認識に齟齬があった。なお、「実際より肥満傾向と認識」が90.7%(97人)を占め、最も高い結果となった。
厚生労働省は健康づくり計画「健康日本21(第2次)」で、健康などに影響が出やすいやせ形の若年女性を減らす目標を設定しているが、アンケートから、まずは自身の体形が正しく認識される必要があるという結果が浮かび上がった。
また、喫食頻度の調査では、BMI値が17.0の低体重の女性若年層は、「海藻類」「菌類・きのこ類」「緑黄色野菜」「淡色野菜」など低カロリーな食品群が目立ち、BMI値が22.0の普通体重の女性若年層に比べても多い傾向が確認できた。低体重の女性若年層には、健康のためにカロリーも意識した栄養摂取を心がけるように働きかける必要があると考察している。
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