2022.06.08 調査・統計
22年メンズコスメ市場、2.1%増の1583億円に…中高年向け商品も好調
富士経済が7日発表したヘアケア・ヘアメイク商品、メンズコスメティックスの国内市場調査の結果によると、いずれも消費者意識の高まりを受け、新商品の展開も活発化。2022年の市場は、前年比で一桁ながら順調な拡大が見込まれている。

「ヘアケア・ヘアメイク」の22年市場は4.2%増の6665億円
調査は2月~4月。参入企業と関連企業・団体へのヒアリングと関連文献、社内データベースを併用し、分析した。
「ヘアケア・ヘアメイク」の22年市場は、前年比4.2%増の6665億円を見込んだ。21年は、外出機会の増加やヘアサロンの営業状況改善で業務用が好調だったほか、家庭用では前年からマスクに隠れない髪の毛へのケア意識が高まり、高単価なシャンプーやヘアトリートメントが伸びた。またスペシャルケアアイテムを取り入れる消費者が増えたことで、購入単価・購入点数も増加。さらに女性用スカルプケアの伸びもあり市場は前年比10.9%増となった。
22年もマスク生活が続いているため、ヘアケアへの意識は高い状態にある。メーカーは近年のトレンドであるボタニカルのほか、クレイ(泥)成分やハチミツ由来成分などの自然由来成分配合を訴求した商品展開を強化しており、市場は前年比4.2%増になるとみられる。
中高年層でもヘアケアやスキンケア意識が向上
新興ブランドのラインアップ拡充がすすむ「ヘアトリートメント」の22年見込みは、前年比6.9%増の1644億円。黒髪用が市場をけん引するとみられる「ヘアカラー」は、同3.4%増の1647億円を見込んでいる。
「メンズコスメティックス」の22年市場は、前年比2.1%増の1583億円を予想。テレワークやオンライン会議が定着し、自身の容姿を確認する機会が増えたことで、中高年層でもヘアケアやスキンケア意識が向上し、中高年層向けのブランドも好調であったことから21年の市場は前年比2.9%増となった。
22年はスカルプケアやスキンケアなどの関心が高く、新商品の投入やプロモーションによって未使用者の開拓が進んでいるほか、前年に発売された新商品の店舗への配荷増も期待できることから市場は前年比2.1%増が予想される。
「メンズ整髪料」の22年見込みは前年度比5.2%増の245億円。新ブランドや新商品の配荷による需要開拓の期待とともに、店頭やWEBでの使用習慣の提案活動なども拡大要因。「メンズボディケア」は同3.6%増の116億円を予想。未使用者の需要開拓をめざした商品が展開されており、市場は拡大が見込まれる。
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