2022.04.14 通販会社
アダストリア、全商品の半分以上でサステナブル原料・加工の導入を宣言
(株)アダストリアは13日、「サステナビリティ」を新たな成長戦略を支える経営基盤と改めて位置づけ、グループ全体でサステナビリティへの取り組みを加速させていくための基本方針と目標を策定した。2050年までにカーボンニュートラルの実現と、30年までに全商品のうち半分以上にサステナブルな原料・加工をとり入れていくことなどを掲げている。

アダストリグループ サステナビリティビジョン
アダストリグループ サステナビリティビジョン
衣料品在庫の焼却処分をゼロにするための取り組みを推進
同社は以前から、サステナビリティポリシー「ファッションのワクワクを未来まで」のもと、重点テーマ「環境を守る」「人を輝かせる」「地域と成長する」に沿って、衣料品在庫の焼却処分をゼロにするための在庫のコントロールや再利用、女性活躍推進、倫理的で公正な調達活動の整備など、さまざまな取り組みを行ってきた。
コロナ禍の拡大や激甚化する自然災害、人口構造の変化など、急激に変化する社会状況の中、同社は将来世代にとっての「なくてはならぬ企業」とはどのような企業かを改めて検討。サステナビリティとして取り組むべき重要課題を再整理し、新たな「アダストリグループ サステナビリティビジョン」として宣言した。
30年までに全商品のうち半分以上をサステナブルな原料・加工に切り替え
まず、30年までに全商品のうち半分以上をサステナブルな原料、加工へと切り替える。同社は、20年12月からコットン、ポリエステル、レーヨンに対し独自のサステナビリティの定義を定め、満たす商品には商品タグにオリジナルのマークを付けて販売している。
現在、すべてのアパレル商品のうち、環境や社会面に配慮した素材または加工を施した商品は約20%。30年に向けて、これを全商品のうち半分以上に拡大させることをめざし、新たにウール、ナイロンなどについても定義を定めた。今後は、サステナブルな素材の自社開発とともに、サステナブルな素材や加工の積極的な使用を進める。
同社はパリ協定の目標を支持し、50年までにカーボンニュートラルの実現をめざす。気候変動は全世界共通の喫緊の課題であるとともに、冬物衣類のニーズ減少や原材料価格の高騰など、同社の事業においてもリスクのひとつになっている。
サプライチェーン全体でCO2排出量の削減と吸収に注力
店舗でのLED照明への切り替えや、輸送計画の最適化、一部の物流センターでの太陽光発電など、これまでもCO2排出量の削減に向けた取り組みを行ってきたが、今後は、サプライチェーン全体でCO2排出量の削減と吸収に努めていく考えだ。削減の具体的なロードマップはCO2排出量を算定後、策定する予定でいる。併せて、すでに達成している、ファッションロスのない世界をめざした「衣料品在庫の焼却処分ゼロ」の取り組みを継続・強化する。
こうした「環境を守る」行動とともに、「人を輝かせる」取り組み」として、目標値を挙げた女性管理職の積極登用。同時に、生産地域の持続可能な発展をめざす「地域と成長する」行動として実施中の、生産工場の「パートナーシップ認定」の取り組みも加速させるとした。
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