2021.11.09 ECモール
アリババの物流企業「菜鳥」、W11で日本企業の中国EC輸出商品量が286%増に
アリババグループの物流関連企業である「菜鳥網絡(Cainiao Network)」はこのほど、越境ECを通じて中国小売事業を展開している日本企業が、中国の保税倉庫で約1000万点の商品の事前備蓄を終えたと発表した。中国最大の商戦「天猫ダブルイレブン(W11)」期間中に消費者の需要が急増することを見越した取り組みだ。

日本からのW11の出荷で貨物スペースを昨年から倍増
菜鳥は9月~10月にかけ、同社のファーストマイル物流サービスを通して、航空便198便、船舶68隻を展開。昨年のW11用に出荷された貨物量を考え、今年は2倍の貨物スペースを事前に確保した。日本からの商品は上海、寧波、杭州、義烏をはじめとする中国の保税倉庫に出荷され、事前備蓄されている。その商品量は前年同期比で286%増加し、美容・化粧品やヘルスケア、食品、育児・ベビー用品などの人気カテゴリーが含まれている。
越境EC のB2C取引では、多くの中国消費者が即日、または翌日配達オプションを選ぶようになっている。日本の商品が中国の保税倉庫から中国の消費者に配送される場合、一部の商品については即日、または平均3日で商品を受け取れるようになる。従来型の越境ECの物流方式である直接出荷方式では、オンラインでの海外消費者が購入後に日本企業が日本から商品を発送した場合、平均6日間かかっていた。
W11期間中の迅速な配送を実現
菜鳥によると、中国は日本の最大輸出相手国で、その額は1440億米ドル(19.51%)に上っている(世界銀行統計)。同社のソリューションは配送速度と顧客体験の大幅な改善であり、越境ECを展開する日本企業は中国消費者に中国の国内企業とほぼ同じような配送スケジュールの提供が可能になる。
菜鳥グローバルサプライチェーンのジェームス・チャオ(James Zhao)ゼネラル・マネージャーは、「日本企業は、W11期間中のより迅速な配送を実現できるようになり、拡大する中国の消費者需要をつかむことができる大きな優位性につながる」とコメントしている。
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