2021.10.22 通販支援
かっことエルテス、OL取引のセキュリティ領域で資本業務提携
かっこ(株)は21日、企業のデジタルリスクを予兆・検知・解決するソリューションを手掛ける(株)エルテスの発行株式を譲渡により取得し、ネット通販などのオンライン取引における幅広いセキュリティサービスの提供に向けて資本業務提携することを決めたと発表した。

20年の番号盗用被害額は223億円
かっこによると、在宅でのネット通販利用による不正被害件数は増加傾向にあり、8月にフィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数は5万件を超えた。中でも多くを占める、メール差出人に正規のメールアドレス(ドメイン)を使用した「なりすまし」フィッシングメールは巧妙化が進み、ユーザーの注意と同時に関連企業にも対策が求められている。
同時に、ネット通販の利用拡大が進む中、クレジットカード番号などの情報を盗まれ不正に使われる「番号盗用被害」が急増。(一社)日本クレジット協会の調査によると、2020年の番号盗用被害額は223億6000万円に及び、15年からの5年間で約3倍に増加している。
リスクの検知領域を相互補完
こうした事態を受け、両社はリスクの検知領域を相互補完することで、オンライン取引の幅広いセキュリティサービスの提供をめざす業務提携を決めた。併せて、今後の業務提携関係の維持・強化を目的として、エルテスの普通株式の一部をかっこへ譲渡する予定だ。
かっこが提供する、ネット通販サイトをターゲットとしたサイバー攻撃に対策できるセキュリティパッケージ「ECサイト鉄壁パック」に、エルテスが提供する、フィッシングサイト発生に関する情報やSNSにおけるなりすましアカウント発生などの情報を、SNSや独自DBから検知する「Webリスクモニタリング」を組み合わせ、サイバー攻撃を受けた際の対策だけでなく、フィッシングによる情報窃取などへも対策可能なサービスの提供に取り組んでいく。
「ECサイト鉄壁パック」は、不正注文検知サービス「O-PLUX」と、不正アクセス検知サービス「O-MOTION」にクラウド型WAFを組み合わせ、これ一つでまとめて対策できるセキュリティパッケージ。今回の取り組みで、より広い範囲で不正対策が可能になる。「Webリスクモニタリング」は、SNSやメディアからオープンな情報を365日体制でモニタリングし、事業者にとってリスクとなる情報を検知した場合は、緊急通知や沈静化までの初期対応の支援を行う。
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