2021.10.20 通販支援
Yper、自律走行型配送ロボット「LOMBY」の実証実験を開始
置き配バッグ「OKIPPA」を提供するYper(株)は19日、新規事業として自社開発する自律走行型配送ロボット『LOMBY(ロンビー)』による、中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築をめざす実証実験を、広島県北広島町で25日から開始すると発表した。

Yperによる自動配送ロボット事業としての第1弾に
コロナ禍でネット通販市場は拡大し、家庭への宅配量も増加している。一方で、少子高齢化の中、特に中山間地域では「ラストワンマイル問題」が顕在化し、大きな課題となりつつある。物流を担う労働人口の減少や空き家の増加で、配送拠点から各家庭への配送が非効率となり、配達料金の値上げや再配達の中止といった物流サービス低下が危惧されている。
Yperによる実証実験は、自動配送ロボット(AMR)事業としての第1弾。県のAI/IoT実証プラットフォーム事業構想のプログラムに採択され、以来、『LOMBY』とサービスに必要な開発を進めてきた。OKIPPAによる再配達削減とは別のアプローチで、物流ラストマイルの労働力や物流効率、労働環境、生産性などの社会課題の解決に取り組んでいる。
AMRを既存システムと融合しラストマイル配送に活用へ
『LOMBY』は、各種センサーの情報を統合して最適な配達ルートを自律走行するAMRで、宅配物と生鮮品などの自動混載機能が特徴。離れた複数地点に設置されたステーションにあるボックス間配送の完全自動化の実現をめざしている。Yperは、AMRを既存システムと融合させてラストマイル配送に活用し、屋内外の物流インフラ構築を図りたい考えだ。
実証実験ではAMRとしての性能検証だけでなく、中山間地域での物流の利便性を確保しながら、「新たな買い物支援」として運用するための収益モデルの検証も行う。実験フィールドは、北広島町役場と、(株)コムズが運営するショッピングセンター「サンクス」周辺の片道約300mを往復運行。町有地と私有地を平均時速3㎞で走り、公道は走らない。
実証実験は25~29日の5日間を予定。ショッピングセンターサンクス搬入口~役場正面玄関を、1時間に1便(10:00・11:00・13:00・14:00の計4便)走行する。実験フローは、ネットでショッピング⇒ネット注文分が店舗ステーションに到着⇒店舗内商品を店舗ステーションに追加⇒『LOMBY』が自動で混載・自律走行⇒指定場所へ自動配達(到着をSMSで連絡)⇒まとめて受け取り。『LOMBY』は縦102×横67×高さ105cmの箱型ロボットだ
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