2021.07.30 調査・統計
6月はクレカ・携帯事業者を騙るフィッシングが急増…ネット詐欺リポート
ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)が29日発表した「インターネット詐欺リポート(6月度)」によると、クレジットカード会社・携帯電話事業者をかたるフィッシング詐欺が急増。さらに、「2020年国際競技大会の全国リレーライブ配信」を切り口にしたフィッシング詐欺が発生。7月以降も関連するサイトが発生する可能性もあり、注意が必要としている。

フィッシング詐欺サイトは前年同月比で42.5倍に
同社が開発・提供するネット詐欺専用セキュリティソフトの詐欺ウォールで収集したクレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺サイト数は4月に増加後、5月は978件まで増加。さらに6月は1956件と前月比2.0倍に増加している。前年同月が46件だったため42.5倍という数字となった。6月のボーナス商戦でクレジットカード利用者が増加し、それにつけ込んだフィッシング詐欺サイトが増えたと推測される。
主な手口は、社名もしくはブランドを詐称した偽のメールやショートメッセージサービス(SMS)から偽のログインページにアクセスさせ、ログイン情報(ID・パスワード)やカード番号、カード有効期限、セキュリティコード、生年月日、電話番号などを詐取するものだ。
偽のメールやSMSはカードの不正利用や一時的な停止を警告するパターンも
偽のメールやSMSには、「第三者による不正使用の可能性がございますので、カードのご利用を一時的に停止させていただいている」「第三者による不正使用を防止するモニタリングを行っています」「残念ながら、あなたのアカウントを更新できませんでした」「お客様のアカウントで異常な行為が検出された」などの内容が含まれていることが多い。
こうしたメールやSMSが届いた場合には、メール文面が正規のものであるかネットで検索して確認した上、誘導先のURLにアクセスするように注意を呼びかけている。
「2020年国際競技大会の全国リレーライブ配信」のフィッシング詐欺サイトも
また、携帯電話事業者をかたるフィッシング詐欺サイト数も、4月に36件まで増加後、5月は29件に減ったが、6月は171件と前月比5.9倍に増加した。主な手口は、社名もしくはブランドを詐称した偽のメールやショートメッセージサービス(SMS)から偽のログインページにアクセスさせ、ログイン情報(ID・パスワード)や個人情報などを詐取するものだ。
また、「2020年国際競技大会の全国リレーライブ配信」を切り口にしたフィッシング詐欺サイトも確認した。主な手口は、検索流入からフィッシング詐欺サイトにアクセスさせ、動画再生ボタンをクリックすると、「ライブ配信を見るためにはアカウント作成が必要」と促された後、アカウント作成名目でIDやパスワード、氏名、クレジットカード情報などを詐取されるものだ。7月以降は、実際の「国際競技大会のライブ配信」を切り口にしたフィッシング詐欺サイトが発生する可能性も高く、継続して注意が必要としている。
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