2021.06.30 調査・統計
フードデリバリーサービス、主な利用者は若年層の女性…夕食時に利用
ニールセン デジタル(株)が29日発表した「フードデリバリーサービスなどの食事関連サービスの利用状況に関する分析結果」によると、サービスは女性の若年層の利用が多く、利用するニーズは17~19時台の夕食の時間がピークになっていることが分かった。

飲食店のフードデリバリーサービスが拡大
飲食店情報・レシピサービスを含む食事関連サービス市場は、コロナ禍の影響を受けて自宅で飲食店の食事が楽しめるフードデリバリーサービスの利用が継続的に増加。実際に、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルで、全体に占めるサービス別の総利用回数シェアを見ると、2020年の初頭からフードデリバリーサービスのシェアが増加していた。
Uber Eats、出前館、楽天デリバリーの利用者数上位3社のフードデリバリーサービスをみると、普段から料理をする習慣が少ない男性が、食事の手間を最小限にするために利用しているという利用者像が浮かぶが、実際は女性の若年層の利用が多かった。
女性は食事関連サービスの感度が高く、一人暮らしが多いことで利用増
女性の方が料理を作る頻度が男性よりも多く、食事関連サービスに対する感度も高いこと、さらに若年層では一人暮らしの割合が高く、日々忙しい中で時間の不足から全ての食事を自分で作ることが難しいことや、自分だけのために食事を作ることが手間であると考える人が多いことがこのサービスの利用につながっていると考えられる。
フードデリバリーサービスはスマートフォンからの利用が大半を占めることから、スマートフォンアプリのリーチを性年代別に見ると、性別では、すべての年代で女性が高くなっている。また女性に着目すると年代別では、18~34歳が最も高く、35~49歳が続いていた。
夕食はフードデリバリーサービスで補うスタイルが定着か
平均利用者数をみると、日別では休日(4月の日別平均95万人)の方が多く利用されているが、平日(同74万人)でも休日の8割程度が利用している。利用時間帯のピークは17~19時で、平日・休日ともに夕食時に多くの人が利用していた。夕食は、朝食や昼食よりも品数が多く手間を掛けた料理を準備することが多いため、料理をフードデリバリーサービスで補う、もしくは代替するためにこの時間帯に利用のピークがあると考えられる。
こうしたニーズを受けて同社は、フードデリバリーサービスに対抗するため、レシピサービスの運営企業やスーパー、食品メーカーは、時間や手間が掛からずに作れるレシピや、料理を作る手間を減らす食材と調味料がセットになったミールキット、カット野菜の小分けパッケージなど、ターゲットのニーズに合った商品開発の方向性も考えられとしている。
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