2021.05.06 ECモール
メルカリ3Qは純利益35億円、赤字222億円から黒字転換
(株)メルカリがこのほど発表した2021年6月期第3四半期(20年7月~21年3月)連結決算は、売上高が前年同期比44.1%増の769億100万円、営業利益が15億2800万円(前年同期は202億9200万円の営業損失)、純利益は35億7600万円(前年同期は222億1200万円の純損失)となった。
売上高は過去最高を更新、日米ともに好調
第3四半期の売上高(286億円、前年同期比41%増)は過去最高を更新。持続的成長と将来利益の最大化のために投資を再開し、メルカリJP・USともに流通総額は好調に伸長した。コロナ禍の先行きの不透明感はあるが、日米の流通総額は21年6月期第4四半期~22年6月期第1四半期を底に、来期も成長を想定している。
グループの成長を支えるメルカリJPの1~3月の売上高は前年同期比32%増の202億円。流通総額は同27%増の2086億円となり、累計期間では5762億円となり、同1308億円増加した。中長期での成長を図るため、継続的な出品の強化に取り組むとともに、招待キャンペーンなどのプロモーション施策を積極的に行うことで、新規ユーザーを順調に獲得できた。
スマホ決済「メルペイ」は1000万人突破
さらに、コロナ禍の収束後を見据えた持続的な成長のため、他社との連携を進めるなど、オフライン施策を強化した。街の修理ショップ「ミスターミニット」と連携した出品・梱包・発送サポートの実証実験では、来客数とメルカリへの新規登録者数が計画を超えて増加。その他、「メルカリ教室」は前年同期の400拠点から年内に2000拠点に、「メルカリポスト」の設置個所も同140か所から同2000~3000か所への増加をめざしている。
スマホ決済サービスのメルペイは順調に利用者数を積み上げ、第3四半期末までに980万人。4月に入って1000万人を突破した。決済と与信事業に加え、メルペイ残高を利用して資産運用ができるサービスの構築に取り組み、与信事業では、「メルペイスマート払い(翌月払い・定額払い)」でも利用者数が着実に増加。本人確認及び不正利用対策の強化を進め、安心安全な利用環境づくりに注力している。
メルカリUSの流通総額は921億円に
メルカリUSは、マーケティング施策が奏功し、ブランド認知度が大きく改善した結果、引き続き好調に推移した。決済手数料の導入が前四半期から寄与し、収益基盤が改善。流通総額は累計期間で921億円となり、前年同期比で491億円増加した。
併せて、非開示としていた21年6月期の通期業績予想を公表。売上高は1030億円~1060億円(前期比35.0~39.0%増)、営業損失が15億円、純利益が0円~21億円と見込んだ。メルカリJPの安定的な成長、メルカリUSの認知度向上に伴う新規ユーザーの増加や決済手数料収入の導入、メルペイの与信事業を中心とした成長によって、通期売上高は前期比で増加する見通しを示した。
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