2021.04.30 通販会社
ZOZO決算は増収増益、営業利益58%増で過去最高を更新
(株)ZOZOが27日発表した2021年3月期(20年4月~21年3月)連結決算は、売上高が前期比17.4%増の1474億200万円、営業利益が同58.3%の441億4400万円、純利益は同64.5%増の309億3200万円となった。

商品取扱高は21%増の4194億円、DX化の影響やPayPayモールの急伸で
商品取扱高は前期比21.5%増の4194億3800万円で、営業利益とともに過去最高値を達成。1月に開示した修正業績予想に対しては商品取扱高が2.6%、売上高が1.7%、営業利益が6.4%、純利益が8.5%、それぞれ上回って着地。新型コロナウイルスの感染拡大を契機としたデジタルシフトによるプラス影響が継続し、好調に推移した。PayPayモールの好調さも全体の商品取扱高成長に大きく寄与した。売上高については、前期に有料会員サービス「ZOZOARIGATO」(~19年5月末)や、会員向けパーソナライズド値引の積極投下などの値引施策が影響し、主に受託ショップで商品取扱高の成長率が前期を上回ったが、ZOZOUSEDやPB事業の事業規模縮小などがマイナスに影響。全体では前期比で商品取扱の高成長率を下回る伸び率となった。
ZOZOTOWN事業は売上高10%増
事業別では、ZOZOTOWN事業の商品取扱高が前期比9.5%増の3557億6100万円となり、構成比は84.9%。売上高は同10.1%増の1128億4300万円だった。新規出店数は225ショップ(純増131ショップ)となり、期初計画に対して順調に推移した。アクティブ会員数は前期比と前四半期比でそれぞれ増加したことで、年間購入者数も増加した。受託ショップの商品取扱高は前期比11.3%増の3438億2800万円、売上高は同15.6%増の1009億7000万円。3月末現在、1450ショップ(20年12月末1427ショップ)を運営している。また、買取ショップの商品取扱高は同51.4%増の3億800万円、売上高は同54.4%増の3億800万円。同18ショップ(同6ショップ)を運営している。ZOZOUSED の商品取扱高は同26.2%減の116億2500万円、売上高は同22.9%減の115億6400万円だった。
PayPayモールの商品取扱高は354%増の281億円に
好調だったPayPayモールの商品取扱高は前期比354.8%増の281億9900万円、売上高は同363.2%増の82億1800万円となった。また、PB事業では商品取扱高が同85.0%減の1億8800万円、売上高は同84.8%減の1億8800万円となった。今期は、本社屋を西千葉に完成させ、3月から業務を開始。同時期には、ZOZOTOWAN上のコスメ専門モール「ZOZOCOSME」が500以上のブランドとともにグランドオープン。ラグジュアリー&デザイナーズゾーン「ZOZOVILLA」と、フェイスカラー計測ツール「ZOZOGLASS」の取組も同時にスタート。ZOZOGLASSは4月に予約件数90万件を突破した。
これらの業績動向から、22年3月期の通期業績予想では、商品取扱高を前期比12.7%増の4728億円、売上高は同10.3%増の1626億円、営業利益は同8.3%増の478億円、純利益は同7.7%増の333億円を見込んだ。ZOZOTOWN本店・ZOZOTOWN PayPayモール店の2つのモールを柱に、売場を使い分けながら、主に2モール合算の商品取扱高を成長させ、全体で今期実績比10%以上の商品取扱高成長をめざす。
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