2021.03.25 通販支援
楽天・西友・横須賀市、スーパーからの自走ロボ配送を期間限定で開始
楽天(株)と(合)西友、横須賀市は23日、自動配送ロボットを使ってスーパーから利用者の自宅に商品を届けるサービスを、同市の馬堀海岸地域でスタートさせた。4月22日までの期間限定で実施する。ロボットが公道を走行してスーパーの商品を届けるのは国内初。数年以内に恒常的なサービスとしての開始をめざしている。
公道走行で国交省から基準認定緩和・警視庁から道路使用許可
サービス初日のこの日は、利用者が地域内の西友馬堀店で購入した商品を自動配送ロボットが自宅まで届ける一連の行動のデモンストレーションを実施。公道走行にあたり、国土交通省からは基準緩和認定、警視庁からは道路使用許可を受けた。
ロボットは、店舗から商品を積載し、扉を占めると間もなく動き出した。近くには保安要員が1人付き添うが、役目はあくまで危機管理。記憶した地図通りに道路左側を走行し、人や物を察知すると自動で回避。車両などの大きな障害物に遭遇した場合は、約5㎞離れた「横須賀リサーチパーク」から、遠隔監視による制御に切り替えられる。
ロボット配送のスタンダード化に期待
自律走行に戻って目的地付近に近づくと、ロボットは利用者の電話番号に自動音声で連絡。ロボットと対面した利用者は、ロボット側面の操作パネルに暗証番号を入力して扉を開け、待ちかねた商品を受け取った。
一連の行動を見守った楽天などの3者は、それぞれの立場から「ドローンなどを含め、次世代ロジステック技術のコアとしていきたい」「高齢者や障害者、そしてコロナ禍。物流のイノベーション構築は急務」「近い将来、ロボット配送をスタンダードに」などと期待を寄せた。
赤い「楽天カラー」を施した自動配送ロボットはパナソニック製。サービス開始にあたって背面には原付のナンバープレートを装着した。高さと長さが115㎝で幅は65㎝。最大積載量30㎏、最高速度は時速4㎞という低速・小型のロボットが4月22日まで、西友馬堀店と同じブロック内の住宅地(200×120mの範囲)をめぐることになる。
雨天は配送中止に
サービスは、スマホで注文した商品に加え、店舗で購入した商品の無人配送にも対応。今回はいずれの場合も配送手数料は無料となる。対象となる商品は米や飲料、調味料、日用品など約400点。生鮮品や冷蔵・冷凍食品、割れ物などは除く。配送は期間中の火曜と木曜の計10日間で実施。10時~15時30分に注文を受け、配送は1時間刻みで11時~16時発の計6便。雨天の場合は中止される。
今後については、自動走行のデータを蓄積し、複数の自動配送ロボットを保安要員なしでの自律走行を想定。できるだけ早い時期に実現させたい考えだ。さらには、限定された地域と期間の拡大もめざしたいとしている。
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